おすすめしない副業とは?
こんにちは。マネーキャリア編集部・FPの西田です。
先日、20代の男性から次のような質問をされました。
ここ数年、副業は流行していますが、実態が分からないような求人に応募することによって、トラブルに巻き込まれることもあり得ます。
マイナビニュースの記事には、「副業の経験がある」人は32%であり、何らかのトラブルに巻き込まれた「経験がある」人は14%という調査結果が記されています。
トラブルの中でも最も多いのが、副業を利用した詐欺被害です。 副業には収入を増やせる、スキルが磨かれるといったメリットがある一方、なんらかのデメリットが生じる仕事も少なくありません。
詐欺や報酬が振り込まれないといったトラブルの他、本業に支障をきたすといったリスクも副業にはあるのです。
本記事では、おすすめしない副業を8つ理由付きで紹介していきます。 あわせて、副業の選び方についても解説を行います。
本記事が、副業をこれからされる方の参考になりますと幸いです。
おすすめしない副業8選をFPが紹介!

ここ数年、副業が流行しており、サラリーマンやOLの多くが副業をしています。
PR TIMESの記事「<大企業の正社員1,236名に聞いた、副業に関する意識調査>副業(社外での活動)禁止の企業は時代遅れ!?」では、副業している・してみたい社員が約6割いることが明らかにされています。
この調査にもいえるよう、現代社会において、多くの人たちが副業に高い関心を寄せているのです。
副業をする理由は、月収増、奨学金返済、老後資金、趣味・娯楽、スキルの獲得など、人によって異なります。
ネット社会である今日において、完全在宅で稼ぐことのできる副業や、スマホのみで稼げるスマホ副業が増えており、副業を行うハードルは非常に低いです。
しかし、副業によって、思いもよらぬトラブルに巻き込まれた、借金を抱えてしまったという方も少なからず存在します。
以下、おすすめしない副業を8つみていきましょう。
➀FXやビットコインなどのハイリスクでギャンブル性が高い投資
FXやビットコインなどの投資関連の副業はおすすめしません。
FX、ビットコイン、仮想通過などは、少ない金額からはじめることがでるので、大学生や若手サラリーマンでやっている方もいらっしゃいます。
投資は元本割れのリスクが高く、お金を失う可能性が非常に高いです。
投資は、景気、社会情勢だけでなく、自然災害なども大きく影響しますので、成功できる取引の正しい予想は不可能に近い部分もあります。
一時的にある程度稼ぐことができたとしても、勝ち続けることは難しく、大金をある日突然失ってしまうこともあります。
一度でも多くのお金を投資で稼ぐことができた人は依存してしまう傾向にあり、元本割れしても抜け出せなくなってしまい、借金をしてしまうケースも珍しくありません。
投資は比較的低いハードルではじめられますし、リターンも大きいです。
しかし、リターンが大きい分、リスクも大きいので、投資を副業にすることは控えた方が無難でしょう。
どうしても投資をしたい方は、投資するお金を余剰資金に留め、生活費や貯金には手を出さないようにしてください。
余剰資金がない場合には、初期費用が掛からない副業から始めてみるのが良いでしょう。
②ポイントサイト・アンケートサイト【稼げないしスキルもつかない】
スマホ一台で稼げる時代となり、スマホ副業は流行っています。
ポイントサイト、アンケートサイトなども多く存在し、スキマ時間などに稼げるので便利です。
しかし、ポイントサイト、アンケートサイトにおいて5千円以上のお金を稼ぐことはほぼ不可能です。
ポイントサイト、ないしアンケートサイトにおいて数分かけて作業を行っても、報酬は1円~10円前後であることがほとんどです。
電車や待ち時間などに行う分にはよいですが、自宅でまとまった時間をとって、アンケートに連続して答えることはあまりおすすめしません。
アンケートなどに1時間答え続けたとしても、得られる報酬は100円にも満たないなんてこともよくあります。
これでは、電気代の方が高ついてしまう可能性もあるでしょう。
ポイントサイト、アンケートサイトではスキルも身につきません。
そのため、本業や他の副業などの役に今後立つこともなく、消耗してしまうだけです。
「ポイントサイト、アンケートサイトで副収入を得よう」と意気込むことは控えましょう。
文字を書くこと、商品紹介などに興味のある方は、Webライターを副業にすることをおすすめします。
タイピングや文字を書くことに苦手意識のない方であれば、Webライターとして時給800円~1000円程度稼げるでしょう。
③単発バイト【本業がおろそかになる可能性】
派遣サイトに登録すれば、自分の好きな時に単発バイトとして働くことができます。
平日勤務の方は土日のみ、シフト制の方は自分が休みの日にバイトを入れられます。
単発バイトの職種として、工場・倉庫での軽作業、工事現場での補助業務、イベントスタッフ、イベント会場の設営、ショップスタッフ、試験監督などが代表的です。
単発バイトにおいて、ほとんどの仕事の拘束時間が8時間以上となっており、かつ身体に負担のかかる仕事が多いです。
そのため、休日に単発バイトをすることで、体力やメンタルの回復ができないだけでなく、より疲弊してしまい、本業に大きな影響が出ることが予想できます。
体調を崩してしまって、本業を休まなければならなくなることだってあり得ます。
単発バイトによって、本業がおろそかになったり、本業における仕事の生産性が低下したりすれば、叱責を受けるだけでなく、辞職に追い込まれる可能性も少なからずあります。
④せどりや転売【私生活に支障をきたす】
せどりや転売はフリマアプリの発達によって、ここ最近は人気の仕事となっています。
せどり、転売は短時間、かつ少ない労力で行える仕事のように捉えられがちですが、意外と多くの時間を要します。
自宅にある不要な物をフリマアプリなどで販売する程度ならば手軽にできますが、せどり、転売はそう簡単にはいきません。
売れそうな商品を調べ、探し、そして出品するとなるとかなりの負担です。
利益を出すためには、どのような物が高く売れるのかリサーチを行うことは不可欠です。
場合によっては、商品仕入れのために、自宅から遠方の店まで買い付けに行かなければいけないかもしれません。
商品の入手後も、やらなければならない作業は多いです。
商品を出品するにあたって、商品の写真を撮影し、説明文を考え、入力します。
また、商品に関する問い合わせがあった場合は、返信しなければなりません。
購入者が決まったら、梱包・発送作業などを行います。
せどり、転売は仕入れた商品が売れなかった場合は、マイナスになります。
儲けるためにはじめた副業が、赤字になってしまえば、本末転倒です。
せどりや転売は、労力が必要なこと、売れなかった場合のリスクを踏まえた上で、行う必要があります。
⑤データ入力【報酬が安すぎて消耗するだけ】
データ入力の副業は、女性に人気です。
パソコンをある程度使え、タイピングができれば、お金を稼ぐことができるために手軽な副業としてもよく知られています。
しかし、データ入力の仕事のほとんどは報酬が非常に低価格に設定されています。
1文字につき0.1円前後となっている案件もなかにはあります。
この程度の文字単価であれば、時給換算すると最低時給に満たないどころか、時給300円に満たないかもしれません。
案件によっては、「研修」という名目で、受講料やテキスト代を請求されることもあります。
データ入力の仕事を始めるにあたって支払った費用を回収することもままならないまま、仕事を中断してしまうケースも多いです。
データ入力をしてもスキルが身に付くわけでもないので、この経験が将来的に役立つこともないでしょう。
マネーキャリアでは、スキルが身に付くIT系の副業についてまとめた記事も用意しましたのであわせてご覧ください。
⑥商品モニター【楽しんでできるが報酬は安い】
商品モニターは人気の副業の一つです。
美容機器、最新ハイテクの電化製品などを使ってみて、感想、使い心地、あるいはマイナスポイントなどを記入します。
商品モニターは報酬金額が低く設定されていることがほとんどです。
なかには、「商品を試してみること」が報酬となっている案件もあります。
商品モニターに類似した仕事として、飲食店などの覆面調査もあります。
新しいレストランや人気カフェで、食事を無料でできるというメリットがあります。
しかし、こちらも報酬金額は非常に低い、もしくは食事を無料で出来ることが報酬になっていることもあるので、稼ぎたい方には不向きです。
新しいことが好きな方、お金を稼ぐ必要があまりない方、トレンドに敏感な方には、商品モニターはおすすめです。
一方、副業で稼ぎたいという方にはおすすめできません。
⑦簡単に稼げるとうたわれる副業【怪しい詐欺の可能性】
いまや、多くの若者にとってSNSは必要不可欠なツールとなっています。
ICT総研の調査によると、SNSの普及率は年々増加しており2021年末には81.8%になると見込まれています。
ちなみに、2020年末におけるSNS普及率は80.3%でした。
SNSの普及に加えて、ここ数年の不況、さらには新型コロナウィルスの影響による大不況によって、怪しい仕事の求人がインターネット上に増えています。
Twitterなどで見かける「簡単に稼げる」、「月収100万円以上、ラクに稼げます」という案内は非常に怪しく、詐欺などの可能性もあります。
実態が良く分からないような怪しい仕事をするよりも、副業しない方がいいです。
怪しい仕事であっても、副業しなければならない事情がある場合は、収入について公的機関などに相談しましょう。
簡単に稼げる仕事、大金をラクに稼げる仕事は世の中にありません。
詐欺やトラブルに巻き込まれる可能性があるので、実態不明の仕事には注意してください。
マネーキャリアでは、おススメの副業マッチングサービスについてまとめた記事を用意しておりますので、その記事で紹介されているサービスから仕事を受注するのが良いでしょう。
⑧マルチ商法【信用を失う】
マルチ商法とは、連鎖販売取引ともいわれます。
マルチ商法は、会員の勧誘に成功、もしくは商品を売ることができたら、報酬が発生する仕組みになっています。
家族、恋人、友人、先輩、後輩など身近な人に勧誘を行い、契約を成立させて、そこから利益を得ることがほとんどです。
マルチ商法は親しい人から勧められることも多く、気付かないうちにはまってしまう可能性もあります。
また、最近では「お金を簡単に稼げます」といった内容で、マルチ商法の勧誘がSNSのダイレクトメールなどでくることも少なくありません。
「お金を稼げる」という謳い文句や、知り合いの誘いにのってマルチ商法を始めると、「販売しないとやばい」、「勧誘しないとやばい」という強迫観念にとりつかれるようになります。
マルチ商法によって金銭のマイナスを負うだけでなく、親しい人からの信用も失います。
ほとんどの人はマルチ商法の勧誘をされたら不愉快になり、勧誘してきた相手に対して信用できなくなってしまいます。
マルチ商法は親しい人との関係が壊れるリスクもありますので、控えるようにしましょう。
【副業の選び方】オススメな副業は「スキルや専門性が蓄積する副業」

本記事がおすすめする副業とは、スキルや専門性を蓄積できる仕事、本業や学生時代に学んだことを活かせる仕事です。
副業を通して、自分自身にスキルや専門性が身に付くことで、報酬アップも見込めますし、将来は副業の仕事をメインにして生計を立られるかもしれません。
今の時代、新卒で入社した会社において定年まで働けるとは限りません。
リストラや収入減に遭ってしまった時に、自分にスキルや専門性があれば、それによって衣食住を維持できます。
副業を通して自己成長したことによって、助けられる日がくるかもしれません。
本業において「給与が安い」、「職場環境が悪い」、「人間関係のトラブルがある」といった問題を抱えている方も、副業を通してスキルを身に付けることができれば、転職が叶ったり、フリーランスとして独力で生計を立てたりできるようになる可能性もあります。
おすすめできる副業は以下の職種になります。
これらの仕事はいずれもスキルや専門性が不可欠です。
副業を始める前に、勉強する必要があります。
上述の仕事においてある程度のスキルが身に付けば、本業を超える収入を得ることも可能です。
また、週に数時間程度の作業で、副業収入として月3万円前後稼ぐことも十分できます。
おすすめの副業として、ウェブ系の仕事が多いですが、その理由として今の社会がウェブ社会であることと関係しています。
ユーチューバーの増加とともに動画編集のニーズは高いですし、多くの人たちがネットから情報を得るのでブログやネット記事なども求められています。
また、SNSの人気によって、Twitterやラインなどに使うアイコン作成の仕事の需要もあります。
最近は学生時代からスキルを身につけてお金を稼ごうという意識の高い学生も増えています。
マネーキャリアではそのような優秀な学生のために、中学生・高校生におすすめの副業についてまとめた記事も用意しましたのであわせてご覧ください。
また、最近は副業として農業をやる人も増えてきました。そこでマネーキャリアでは、農業を副業としてどのように始めるのかについてまとめた記事も用意しましたのであわせてご覧ください。
参考:確定申告はスマホで簡単にできる時代

副業で年に20万円以上稼いだら、確定申告を行う必要があります。
本業では給与から税金が天引きされますが、副業で稼いだお金からも税金を支払わなければならないのです。
確定申告を行うことによって、過分に払った税金(源泉徴収など)が返還されるなど、納税者にとって有難い部分もあります。
確定申告の方法はいくつかありますが、スマートフォン(スマホ)で簡単に行うことができます。
国税庁のホームページ(「スマホで確定申告(副業編)」)に、確定申告を行う方法が分かりやすくまとめられていますのでご参照ください。
また、マネーキャリアでは、副業をした場合にかかる住民是についてまとめた記事も用意しましたのであわせてご覧ください。
本業で忙しい方も、役所に行かなくとも、どこでも好きな場所・時間においてスマホを使って確定申告を行えます。
「また副業をしていることが会社にばれるのが心配」という方のために、会社にばれない副業についてまとめた記事や、会社にばれずに夜にできる副業についてまとめた記事も用意しましたのであわせてご覧ください。
また「公務員なので副業ができない」という方に向けて、公務員の副業がどこまで認められているのかについてまとめた記事も用意しましたのであわせてご覧ください。
おすすめしない副業まとめ

今の時代、サラリーマン、OLの多くが副業をしています。
副業をすることによって、収入を増やせる、スキルを活かせる、専門性が身に付くなどといったメリットもあります。
一方、副業の選び方を間違えると、思わぬトラブルに巻き込まれる、詐欺に遭うこともあるので注意してください。
新型コロナウィルスの影響を受けて、本業がある方でも収入が大きく減ってしまうなど、多くの人たちがお金に困っています。
経済が低迷しているなか、「ラクして稼げます」、「学歴不問。月に100万円以上稼げます」といった案内がSNSなどで頻繁に見受けられます。
こうした案件は実態がよく分からないので、注意が必要です。
本記事では、副業をはじめたいと考えている方には、安全に仕事できることを大前提とし、自分自身が成長できる仕事、スキルが身に付く仕事をおすすめします。
ご自身の適性に合い、楽しく副業収入を得られ、ある程度の収入が期待できる仕事を探してみてください。
マネーキャリアでは、他にも読んでおきたい暮らしに役立つ記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

