一人暮らしの生活費の平均はどれくらい?家賃・初期費用の平均も解説

一人暮らしの生活費の平均はどれくらい?家賃・初期費用の平均も解説
一人暮らしを始めたい学生・新卒・30代以上の方にとって気になるのが生活費。平均はどれくらい?男女・地域・世代別に生活費の平均を紹介!生活費を実際にシミュレーションします!一人暮らしの家賃と初期費用の平均・節約と貯蓄のコツも掲載中です。
監修者「谷川 昌平」

監修者谷川 昌平ファイナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!

一人暮らしの家賃を除いた生活費の平均ってどれくらい?

一人暮らしを始めたい学生・新卒・30代以上の方にとって気になるのが生活費です。


家賃を除いて、一人暮らしの生活費はいったいどれくらいかかるのか、わからない人は多いと思います。


この記事では、生活費の平均はどれくらいなのか、男女・地域・年齢ごとに紹介します。


生活費の平均が分かることで、学生の方はバイトのシフトをどれくらい入れれば良いのかわかりますし、社会人の人であれば、月にどれくらい貯蓄ができるのかがわかります。


さらに後半では、具体的な手取り金額から食費や交際費などそれぞれの項目がいくらかかるのかシュミレーションも。


また実際に生活費をどうしたら節約出来るのかの方法も伝授。


一人暮らしの生活費について知りたい方のお手伝いになれば幸いです。

一人暮らしの生活費の平均を男女・地域・世代別に紹介!

一人暮らしの生活費はそれどれくらいかかるのでしょうか。


財務省統計局の調べによると家賃を除いた生活費の平均は約15万円です。

この数字は、平均なのでそれぞれ性別や地域、年代などによっても異なってきます。


男女で食費にかかる金額は異なりますし、交際費や衣服費なども差が出てきます。


また、関東地方と北海道・東北地方と地域が異なることで、物価の違いや光熱費の違いも出てきますし、学生や新卒などの世代による違いもあります。


それぞれのそれくらい生活費が異なってくるのかを数値で紹介していきますね。


生活費の平均を知ることで毎月どれくらいのお金が必要なのかがわかります。


学生であれば、どのくらいバイトをすればよいのか、社会人であれば貯蓄がどれくらい可能なのかわかると思います。


【男女別】一人暮らしの生活費の平均

一人暮らしの生活費の平均で男女の差があるのかを見ていきましょう。


総務省統計局のデータをもとに比較していきます。


男女別一人暮らしの平滑費の平均は男性が約15万5千円で、女性が約14万5千円です。


細かい内容は以下のとおりです。

男性女性
食費51,75934,343
光熱・水道10,19710,752
被服費5,2959,242
保険9,9569,728
交通7,6016,731
通信8,5227,724
教育娯楽
21,61719,216
交際費9,72115,698
その他25,76535,123
合計156,105144,968


男女の違いについて見ていきましょう。


大きな違いが出るのは、食費、被服費、交差費です。


食費は男性の方が17,000円ほど高くなります、これは男性の方が体が大きかったり活動的だったりするので食べる量が多いということです。


一方、被服費と交際費に関しては、女性の方が高くなっており、女性の方が誰かと頻繁に合うことや、そのために服やアクセサリーなどを購入する機会が多いということがわかります。

【地域別】一人暮らしの生活費の平均

一人暮らしの生活費の平均で地域ごとの差があるのかを見ていきましょう。


地域ごとの差を知ることで、進学する場合や、就職する場合にどのくらいの生活費がかかるのかがわかります。


それぞれ、北海道・東北地方、関東地方、北陸・東海地方、近畿地方、中国・四国地方、九州・沖縄地方でわけて、それぞれの地域で差が出やすい、食費、光熱水道費、交通・通信費、教育娯楽費の4つの項目に分けてまとめていきます。


北海道・東北地方

項目金額
食費35,840
光熱水道費15,094
交通・通信費19,750
教養娯楽費13,319

関東地方

項目金額
食費40,977
光熱水道費11,243
交通・通信費18,116
教養娯楽費17,989

北陸・東海地方

項目金額
食費38,773
光熱水道費11,569
交通・通信費18,817
教養娯楽費16,308

近畿地方

項目金額
食費37,045
光熱水道費10,729
交通・通信費15,291
教養娯楽費14,300

中国・四国地方

項目金額
食費34,898
光熱水道費11,792
交通・通信費20,174
教養娯楽費12,212

九州・沖縄地方

項目金額
食費35,342
光熱水道費11,344
交通・通信費19,052
教養娯楽費12,405


食費と教育娯楽費は関東地方が他の地域に比べて高いことがわかります。関東地方は他の地方に比べて物価が高いのでそれが影響しています。


光熱水道費は、北海道・東北地方が高いことがわかります。冬場の暖房費が影響しています。


以上のことから、関東地方で生活する場合が一番生活費がかかることがわかります。

近年は、在宅で仕事も出来るので、生活費を抑えるために地方で生活する方法もありますね。


参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯」

【世代別】一人暮らしの生活費の平均

一人暮らしの生活費の平均で世代ごとの差があるのかを見ていきましょう。

年代ごとの生活費の平均を知ることで、自分がどれくらいのお金使って良いのかがわかります。

それぞれ、学生、34歳以下、35~59歳、60歳以上に分けて見ていきましょう。項目は食費、住居・光熱費、保健衛生費、娯楽・嗜好費、その他の日常費の項目で見ていきます。

学生の場合

独立行政法人日本学生支援機構が全国の大学生を対象に行った「平成30年度学生生活調査」によると学生の平均の生活費は以下のとおりです。
項目金額
食費23,716
住居・光熱費39,275
保健衛生費3,183
娯楽・嗜好費13,075
その他の日常費13,366
合計92,615

34歳以下の場合

項目金額
食費35,563
住居・光熱費45,511
保健衛生費3,222
娯楽・嗜好費18,355
その他日常費18,466
合計121,117

35~59歳の場合

項目金額食費、住居・光熱費 保健衛生費 娯楽・嗜好費、その他日常費合計
項目金額
食費41,052
住居・光熱費36,715
保健衛生費6,616
娯楽・嗜好費16,521
その他日常費30,873
合計131,777

60歳以上の場合

項目金額
食費37,825
住居・光熱費25,879
保健衛生費8,625
娯楽・嗜好費13,861
その他日常費31,751
合計117,941

以上のデータから、働き盛りの35~59代の生活費は一番多く、学生が一番少ないことがわかります。

自分の生活費と同年代の平均との違いはどうでしたか?あまりにも差があるようでしたら、生活を改める必要があるかもしれません。

生活費を実際にシミュレーションしよう!

実際に生活費はいくらになるのかシュミレーションしてみましょう。


手取り金額が15万円、20万円、25万円の場合について、実際にそれぞれの項目について分けてみました。それぞれの項目は、総務省統計局が調べた平均値をもとに算出しています。


以下にまとめたものはあくまでも大体の割合です、生活スタイルなどによっても変化していきます。

自分が生活する場合にだいたいどの位の金額になるか知っておくことで、買い物をする際などの参考になると思います。


手取り15万円の場合

項目費用
食費26,000
水道光熱費10,000
生活用品費3,000
被服費5,000
保険医療費5,000
交通・通信費13,000
教育娯楽費7,000
交際費7,000
合計76,000


手取り20万円の場合

項目費用
食費31,000
水道光熱費12,000
生活用品費6,000
被服費8,000
保険医療費6,000
交通・通信費18,000
教育娯楽費10,000
交際費9,000
合計100,000

手取り25万円の場合

項目費用
食費35,000
水道光13,000
生活用品費8,000
被服費10,000
保険医療費6,000
交通・通信費20,000
教育娯楽費13,000
交際費12,000
合計117,000


平均値はあくまで参考でしかないのですが、ここで記された数字よりも遥かに多くのお金を使っている場合は、節約が必要になってきます。

一人暮らしの家賃の平均ってどれくらい?

生活費がだいたいどれくらいになるのかはわかりました。では、一人暮らしの家賃はどれくらいでしょう?


一人暮らしの家賃の平均はどれくらいか見ていきます。


毎月かかるお金の中で一番比率が高いのは家賃です。


家賃は生活を改善すれば節約出来るというわけではないので、予め家賃がどれくらいかかるのか知っておくことは大切です。


何も考えないで、自分の好きな家を選んだ結果、手取り全体に対して家賃の締める割合が大きくなってしまうと生活に余裕がなくなってしまいます。


平均的な家賃の割合を知ることで、余裕のある生活や貯蓄が可能になります。


以下では、家賃の目安は収入の手取り額の1/3までにすること、また各地域の家賃の平均値についてお伝えしていきます。

家賃の上限は収入の手取り額の3分の1が目安

家賃の上限は収入の手取り額の3分の1が目安だとされています。それ以上にした場合は、他の生活費を節約する必要が発生して、最悪の場合借金をしないと生活できなくなってしまいます。


例えば手取りが15万円の場合は5万円、20万円の場合は6万3千円程度です。


この数字はあくまで目安に過ぎません。最近は通信費などの生活費も増えてきているので、手取りの3分の1でも生活が苦しくなることがあります。実際の家賃は、収入の手取り額の3割以下に抑えたほうが良いです。


首都圏内だと家賃が高いので、学生や新卒など収入が低い方は、なかなか良い物件が見つからないかもしれません。その場合は、シェアハウスなどもあるのでそういったものを利用するのも良いでしょう。


通勤は1時間以上だと疲れてしまうので、1時間以内で収入の手取り額の3割以下の物件を探すようにしましょう。

住む地域によって家賃の平均は大きく変わってくる

済む地域によって家賃の平均は大きく変わってきます。


都会に近づくほど家賃は高くなり、離れるほど安くなります。

通勤や通学で限界なのは1時間程度でしょう。


仕事の場合は、テレワークなどがあるので家賃の安いところに済んでしまうのもいいかもしれません。


総務省統計局による地域ごとの単身世帯地域別平均家賃は以下の通りです。

地域値段
北海道・東北地方33,341
関東地方56,901
北陸・東海地方39,893
近畿地方51,212
中国・四国地方35,431
九州・沖縄地方地域34,207

他の地域に比べて関東地方は高いことがわかります。

関東地方は生活費も他の地域に比べて高いので、生活するのには、お金がかかることがわかりますね。

一人暮らしの初期費用ってどれくらいかかる?

一人暮らしにかかる生活費や家賃もわかりました。


では、実際に一人暮らしを始めるにあたって、最初にどれくらいの金額がかかってくるのでしょう?


一人暮らしの初期費用は家賃の約5倍かかります。


一人暮らしにかかる初期費用は、住宅の初期費用、家電などの生活用品を揃える費用、引っ越しの費用の3つが大きくかかってきます。


家電や引っ越しは工夫によって抑えることが出来るのですが、住宅にかかる初期費用は抑えることができません。なので、以下では住宅にかかる初期費用について重点的に説明していきます。

一人暮らしの初期費用は家賃の約5倍かかる!

一人暮らしの初期費用は家賃の約5倍かかると思っていてください。


実際の家賃の他に、敷金や礼金、手数料などもかかってきます。


敷金や礼金がそれぞれ家賃の1~2倍かかり、それ以外に仲介手数料が家賃と同じくらいかかります。それに加えて翌月分の家賃を先に払うことが多いので、合計すると家賃の約5倍になります。


例えば、家賃が5万円だとすると、敷金や礼金など全て合わせて20万円〜30万円が住宅の初期費用としてかかってきます。


最近だと、敷金礼金がかからない物件も増えてきてるのでそういう物件を探すようにしても良いでしょう。


それに加えて、家電など生活用品を揃えるお金や、引っ越しにかかるお金も別途発生します。

初期費用の種類について解説!

初期費用の種類についても解説していきます。


敷金

敷金は借主が退去後に物件を修繕するための料金や家賃を払わなかったときの保証につかうためのお金です。大抵は、家賃の1~2倍に設定されていることが多いです。退去時にはある程度帰ってきます。


最近ですと、敷金がゼロの物件もあります。


礼金

礼金は物件を借りる時に借主に対してのお礼として支払うお金です。家賃の1~2倍に設定されていることが多いです。敷金と違い、支払ったら戻ってくることはありません。


敷金と同じでゼロの物件もあります。


仲介手数料

仲介手数料は不動産会社に対して、物件を紹介してもらった手数料として支払うお金です。賃貸契約の場合は、「家賃の1カ月分+消費税」と上限が定められているのでそれ以上、取られることはありません。


前家賃

前家賃は一般的に、家賃は翌月分の家賃を当月に支払うことになっており、これを「前家賃」といいます。 そのため、契約時には当月分の残りの日割り家賃と翌月分の1カ月分の家賃の支払いを求められることがあります。


物件によって異なる場合や交渉次第で日割り家賃がなくなることもあるので問い合わせをしてみましょう。


火災保険料

賃貸の契約をする際には、多くの場合、火災保険への加入をすすめられます。1年契約なら4000~1万円程度が目安です。


 保証会社の契約に組みこまれていることもありますので確認してみましょう。


鍵交換費用

基本的に貸主が負担しますば、場合によっては借主が負担する場合もあります。一般的なシリンダーキーの場合は1万~1万2,000円程度です。

【参考】一人暮らしの生活費の節約・貯蓄のコツを紹介!

生活費の平均値は15万円ほど、生活費を節約することで、浮いたお金は自分の好きな事や自己投資に使うことができますし、貯蓄していくことで急な出費に対応することが出来ます。


またお金に追われる生活ではなく、充実した生活をおくれるので、生活費の節約は大切です。ただし闇雲に節約するのではなく、ポイントを掴んで節約することで効率的に行なえます。


一人暮らしの生活費の節約・貯蓄のコツを以下の4つで説明します。

  • 自炊や市販の惣菜で食費をおさえる
  • 光熱費や通信費などの固定費を節約
  • クレジットカードの使用頻度をおさえる
  • コンビニに行く頻度をおさえる

自炊や市販の惣菜で食費をおさえる!

生活費の中で多くの割合を締めるのは食費です。手取りが15万円の人であれば26,000円と約5分の1になります。食費を抑えることは、生活費節約の第一歩です。


節約法は、食事は外食ではなく自炊や市販の惣菜ですます、ということです。


食事のたびにコンビニで買ったり外食をしていると食費がかさむので、スーパーなどで食材をまとめ買いをして自炊するようにしましょう。


時間がある時に作っておいて冷凍をしたり、カレーやシチューのように数日に渡って食べることができる料理を中心に献立を組むことがポイントです。


ただ一人暮らしで凝った料理を作ると、余分な食材が出たり使用頻度の高くない調味料を買ったりしてしまうので、惣菜の方が安い場合もあるので注意しましょう。


最近は、一人暮らし高齢者向けに少量の野菜や惣菜などが増えているので、そういった商品も合わせることで単調なメニューになることなく、またバランスのとれた食事もとれます。

光熱費や通信費などの固定費を節約!

毎月かかってくる固定費の見直しも節約の基本です。


固定費には、光熱費や通信費、保険料などが含まれます。


光熱費の節約は、照明はLED照明を使う、エアコンの頻繁なオンオフなどはやめて自動運転にする。また、エアコンと扇風機と併用したり、窓に断熱シートを貼るのも効果的です。

ほんのちょっとの工夫で毎月節約出来るのでオススメです。


通信費の節約は、普段使っているネット回線の見直しで行います。大手のプランではなく、格安SIMなどを使うことで月々数千円減らすことができます。


保険料や車の維持費なども、見直すことで節約が可能です。


固定費の節約は、毎月決まったお金の節約が可能なので一度習慣にしてしまうと継続して効果が出ます。

クレジットカードの使用頻度をおさえる!

クレジットカードは使用した金額が翌月以降に引き落とされるため、口座にお金がなくても使うことができます。また、いくら使ったのか、お金を使っている感覚を失いやすいために使いすぎに注意しましょう。


生活で必要なお金を予めおろしておいて、その中でやりくりするようにすれば自分が今月いくらまで使って良いのかが分かりやすいのでオススメです。


クレジットカードではなく、デビットカードであれば口座に残っている金額以上使うことができないので、デビットカードを使う方法もあります。


また、クレジットカードを使う場合でも、スマホアプリで仕様料金を逐一チェックする。一定金額以上つかったらアラートが来るようにするなどの方法で使いすぎを防ぐことも出来きます。

コンビニに行く頻度をおさえる!

24時間空いていて様々な物を売っているコンビニは便利なのですが、コンビニに行くと新製品のスイーツやちょっとしたお菓子など不要な物を買ってしまいます。


朝ごはんはコンビニで買う、というような使い方はやめて、1ヶ月に何回と自分で設定するだけで自然とお金はたまっていきます。


毎日食べるものや飲料は、ドラックストアやスーパーでまとめて買うようにしましょう。

その際に飲料水などは大きなペッドボトルで買い、なんども買いに行かなくても大丈夫なようにしましょう。


コンビニに行かなければ、ついつい誘惑に負けて必要ないものも買ってしまった、というようなことは避けられます。

【まとめ】一人暮らしの生活費は自分次第で抑えることが可能!

いかがだったでしょうか。


生活費は平均15万円ほどかかること、関東地域に済んでいる人や働き盛りの年齢の人は生活費が多くかかっていることがわかりました。


次に、地域ごとの家賃の差や、一人暮らしを始めるにあたっては家賃の約5倍の金額が必要なこともわかりましたね。


また、生活を豊かに余裕のあるものにするための節約法をお伝えさせて頂きました。


記事を読むことで一人暮らしをよりイメージしやすくなったかと思います。


マネーキャリアでは、他にも読んでいただきたい記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。