FPに相談する前に準備するものリスト!FP相談の流れや内容も解説

FPに相談する前に準備するものリスト!FP相談の流れや内容も解説
FPに相談する前に準備するものとは?FP相談前にはどんな準備が必要?この記事では、FPとの相談の前に準備するものリストや確認しておく事項を解説します。FP相談の流れや相談できる内容も紹介するので、FP相談を控えている方や検討中の方はぜひご覧ください。
監修者「谷川 昌平」

監修者谷川 昌平ファイナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!

FPに相談する前に準備するものは?何が必要?


自分の将来に向けての資産運用をFPに相談したいという人も多いのではないでしょうか。自分では気づけないプロの視点を生活に役立てたいという人もいるかと思います。


しかし相談するにあたって事前に準備しておかなければいけない書類がわからないために相談できないという人も多いでしょう。


この記事ではそんな人に向けて、

  • FPへ相談するために準備する書類
  • 相談前の準備として確認しておく事項
  • FPに相談した際の流れ
  • FPに相談できる内容・できない内容
といったものを紹介します。大変役立つ記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

FPに相談する前に準備するものリストを紹介!

FPに相談するのはいいけど事前に準備するものが何かわからなければ意味がありません。また何の準備もなく相談されてもFP側も困ってしまいます。


ここでは事前に準備が必要な書類を1つずつ紹介していきます。ここで紹介する書類を準備しておくと相談も円滑に進むので、しっかり把握しておきましょう。

①収入が分かる書類(収入明細・源泉徴収票)

まず必要なのは収入のわかる明細源泉徴収票です。日々の生活費は収入のなかから賄われるのでこの書類がなければ毎月の生活費の目安をつけることができません。


仮に支出が月100万円だったとしても収入がそれ以上あれば問題ないということになります。


収入がわからなければ、長期的なプランを示すこともできません。収入がわかる書類は確実に準備するようにしましょう。

②支出が分かる書類(家計簿・口座明細)

収入同様に支出がわかる書類も必要不可欠です。家計が正常であるかどうかは収入と支出のバランスで判断します。


たとえば月収が100万円であっても月の支出が120万円もあっては正常とはいえないでしょう。また月収が10万円であっても月の支出が8万円なら最低限の生活は維持できていると評価できます。


このように家計は収入と支出のバランスから評価されるものなので、収入支出の両方が把握できる書類を準備する必要があります。

③ねんきん定期便

ねんきん定期便とは社会保険庁が2009年4月から実施している公的年金の保険料納付の実績や将来受給できる年金の見込み額を記載したものです。


ねんきん定期便は毎年1回、誕生月に届きます。老後も含めた資産形成の計画を立てる上で、ねんきん定期便は必須のものといえるでしょう。老後は年金収入を中心に生活する人が多いからです。


ねんきん定期便を準備しておけば数十年後の老後まで見通しを相談することが可能です。長期的な資産形成に悩みのある人はねんきん定期便をもって相談に行くようにしましょう。

④貯蓄・資産がわかる書類

預金通帳など貯蓄や証券口座の投資額がわかるものをもっていくようにしましょう。資産形成の計画は現段階でどれだけの貯蓄・資産によって変わってきます。


たとえば子どもの学費のために貯蓄が必要な家庭があったとします。その準備のためにFPに相談したとき、貯蓄がまったくない人と貯蓄が500万円ある人でアドバイスの内容は変わってくるのではないでしょうか。


このように貯蓄・資産の額や配分はFPにとっても重要な情報です。

⑤加入中の保険がわかる書類(保険証券・ご契約内容のお知らせ)

保険は人によって入っている人と入っていない人がいるかと思います。事前に準備してFPに見せれば検討してもらえるので持っていくようにしましょう。


保険はその人に合ったプランがあるでしょう。ここでは今加入している保険が妥当かどうかも相談してみるとよいでしょう。


保険は加入していればいざというとき生活を守ってくれます。一方で月々の保険料が家計を圧迫してしまうということも考えられます。バランスを考えるためにもプロの意見を参考にしてみるのがおすすめです。

⑥検討している保険のパンフレット

加入しているわけではないけれど、これから保険へ加入することを検討している場合は該当の保険のパンフレットを準備しておきましょう。


保険は加入時に会社の担当者から説明がなされますが、会社側としては加入してもらって売り上げアップやノルマ達成をする必要があります。そのためどうしても説明にバイアスがかかってしまうのです。


FPは保険会社と直接の利害はないので、第三者として中立の意見を述べてくれるでしょう。保険は一度入るとなかなか切り替えや解約をしないものなので加入前にしっかりと相談しておくのがおすすめです。

⑦住宅ローンなどのローン明細(残高・返済計画)

自動車や住宅のローンは月々の返済にお金を使うので、ある場合は必ず準備しておきましょう。


ローンの支払いが家計を圧迫している場合、ほかの費用項目で削れるところがないかをFPが一緒に考えてくれます。自分では必要と思っていた支出もよくよく見直せば削れる部分があったという可能性もあります。


またローンの返済計画を見直すことで家計の負担が軽減する可能性もあるので、ローン明細の準備は必須といえるでしょう。

⑧借金明細(借入額・残高・返済計画がわかる書類)

消費者金融や銀行からの借金がある人はその明細を準備して必ず見せましょう。


特に消費者金融は金利が高く、借金の額によっては月に数万円の金利が発生する可能性もあります。


借金があるかないかで家計の運用が変わってきます。借金は理由によってはなかなか他人に打ち明けられないものですが、FPは秘密は守りますし隠していても運用計画は正確にはなりません。必ず明細は準備しておきましょう。

⑨相談したい内容のメモ

資産形成は目的や期間によって相談内容が変わってきます。やみくもにお金を積み上げるだけが貯蓄ではありません。


たとえば老後の生活資金を準備したい人と子どもの学費を準備したい人では金額も資産形成の期間も変わってきます。


また相談内容が抽象的すぎるとFPも返答に困ってしまいますので相談したい内容は事前にメモしておくようにしましょう。

FPに相談する前に準備として確認しておく事項


上記はFPに相談するために準備すべき書類でした。しかし書類だけあれば万全というわけではありません。


質問内容をまとめたメモと同様に相談者自身がある程度の知識を身につけておく必要があります。


ここでは相談者が事前にどんなことを知っておくべきかを紹介します。

①自分の貯蓄額・資産状況を把握する

貯蓄額や資産状況は把握することが当たり前だと思う人もいるかもしれません。しかし現在では複数の口座を保有する人もかなりいます。そのため自分の資産状況を正確に把握できていないことは意外に多いです。


資産状況を1円単位で正確に覚えている必要はありませんが、少なくとも10万円単位くらいでは答えられるようにしたほうがよいでしょう。


貯蓄額・資産状況がわかればあといくら資産を積み上げる必要があるのかわかることもメリットです。

②最終的なゴールを明確にする

資産運用の目的をはっきりさせておくことは重要です。これはFPに相談する準備としても重要ですが、資産を増やすことそのものにおいても必要なことになります。


貯金や資産形成が趣味を趣味にできる人はよいのですが、そうではない人にとっては使いたいことにお金を使えない状況にストレスを感じる可能性が高いです。


貯蓄や資産形成の目的をはっきりさせることはFPに相談する準備のためだけではありません。貯蓄・資産形成を継続していくためにも重要なことなので必ずするようにしましょう。

③相談したいことをメモする

相談するにあたってメモをしておけば家に帰ってから内容をまとめたりすることができます。


プロからせっかくアドバイスを受けたのにメモをとっていなかったばかりに内容がわからなくなったとなっては時間もお金も無駄になってしまいます。相手も話した内容が届いていないとなれば残念に思ってしまうでしょう。


メモは常識ですが、意外と忘れがちなことでもありますのでしっかりとるようにしましょう。

④わからないこと・用語はある程度調べておく

資産形成で投資を行う場合、専門用語が出てくることがあります。FPは専門家で何気なくそういった言葉を口にするでしょう。


このときにわからない言葉が出てきたからとすべてに質問していては時間を無駄に消費してしまいます。


それを避けるためにも事前に疑問点や専門用語は調べられる範囲で調べておくようにしましょう。

FP相談の流れをチェック【FP相談はどんな流れで進む?】


FP相談は事前の申し込みから相談まで流れが存在します。その流れを知っておけば相談をスムーズに進めることもできるでしょう。


ここでは実際に相談をするまでの流れを手順を追って紹介します。

①【相談前】FPを探して予約・申し込み

まず必要なのは誰に相談するかということです。どんな分野が得意であるか、相談料はいくらかなどといった条件やお住まいの地域で特定して検索することができます。


これはFP協会のホームページから行うことができるのでおすすめです。


予約申し込みもインターネット上でできるケースが多いので簡単に完了させることができます。

②【相談前】書類の準備・相談したい内容のリストアップ

次に相談前に行う準備です。


前述した書類の準備や相談したい内容をまとめるといったことが重要になります。直前や相談が始まってから忘れもの等に気づいても遅いので数日前には余裕をもって確認しておくようにしましょう。


不安な人はチェックリストをつくるとよいかもしれません。

③【相談】ヒアリング・現状把握

実際に相談した際にはどういった悩みを抱えているのか、何を目的として資産形成をしたいのかといったことが聞かれます。また資産形成の目的への距離感をはかるために現状の資産額も必要な情報になります。


このほかにも保険の加入やローン、借金なども詳細にわかるとFPもアドバイスしやすいです。


ヒアリングや現状把握をしてもらうための準備は手間がかかる部分もあります。しかしそこをしっかりやればより有意義な時間になります。しっかり準備しておくようにしましょう。

④【相談】プランの提案・作成

ヒアリングが完了すればプランの提案やキャッシュフロー表をFPが作成してくれます。


キャッシュフロー表とは将来の昇給や出費の増減までを見越して収入と支出を記載した表です。ライフイベントにも対応したものになりますので資料としてかなり参考になります。


プロの視点の入った重要な資料なので目安のためにも長期にわたって保管しておくようにしましょう。

⑤【相談後】プランの実行

相談が終わればプランを実行することになります。


しかし無理にプランに忠実になることはありません。生活のなかで思わぬ出費が発生することもありますし、プランは少し厳しい見通しでたてることが多いので仕方ない場合もあります。


重要なのは期限までに目標の貯蓄額を達成することです。家計簿をつけることなどを徹底してプランを自分で見直すといったことも重要になります。

FP相談で相談できる内容を解説【何をFPに相談できる?】


FPに相談するにあたって貯蓄の目的を決めておくことが重要だということは前述しました。


その目的のために何を相談すればいいのかがわかっていると相談者は質問しやすくなるでしょう。


ここではFPに相談できること、また提案されることを紹介します。

①家計の見直し

家計の見直しは真っ先にされると考えてよいでしょう。月々の支出が収入に対して妥当であるか、さらに無駄な支出がないかを検討してくれます。


たとえば食費の場合、外食の回数を減らすことで節約ができます。また携帯料金などの固定費もより安いプランにすることで大きな節約効果があるでしょう。


このようにFPは月々の費用の総額だけでなく、細かい費用項目まで見て家計の見直しをしてくれます。

②住宅ローン・マイホーム購入の相談

家を買うとなると大きなお金がかかり、ローンを借りた場合は長期の返済も必要になってきます。


このときにフラット35のような税制優遇制度などの説明がなされます。制度を活用することで家計の負担を減らせるので、こうした説明は聞き逃さないようにしましょう。


また家を購入することには家計圧迫や不動産価格変動等のリスクがあります。不安な人は不動産のマイナス面についても質問してみるとよいでしょう。

③資産運用について

現在では投資信託を積み立て購入するという人も増えてきています。しかし株や投資信託は初心者にとっては複雑でなかなか手を出しにくいところかと思います。


そういったときにFPであればメリット・デメリットを客観的に説明してくれるでしょう。また投資する銘柄選びも参考までに候補を示してくれます。


投資は長期的に資産を増やすことに適しているので、老後資金の確保にも向いています。今すぐ投資する気はなくとも、一度プロの意見を聞いてみるのがおすすめです。

④子どもの教育資金

子どもの教育資金は多くの親にとって悩みの種でしょう。奨学金で子どもに負担はかけたくないけど、自分たちで確保する目途もたたないという人もいるのではないでしょうか。


こういった悩みこそFPに相談するのがおすすめです。現実的な資金の準備方法だけでなく、奨学金の返済プランまで提案してくれる可能性があります。


ただし教育資金はそれなりの大金が必要です。資金の準備に時間が必要ですので、不安を感じたら早めに相談するようにしましょう。

⑤老後資金について

教育資金と並んで老後資金も相談したい人が多いでしょう。老後は先行きが特に不透明なために不安を抱えるも、どう対策したらいいかわかりにくい面もあります。


とくに年金受給額が長期的に減少する可能性があるので自分で貯蓄しておきたい人は多いのではないでしょうか。


老後資金は老後も働くのか、年金はどれくらいもらえる見込みなのかによって必要額が変わります。長期になればなるほど計算が難しいので、FPの意見を聞くのがおすすめです。

⑥保険の加入・見直し

保険は安心できるからと加入している人も多いかと思います。確かに自動車の任意保険や生命保険といった商品は不慮の事故に対応するためにも必要な面はあるでしょう。


しかし保険は過剰に入りすぎれば、保険料が家計を圧迫します。またせっかく入った保険も利用の機会がないということもあるでしょう。


保険はリスクがどのくらいの確率で起き、どのくらいの規模なのかを検討して入るものです。無駄な保険に入らず必要な保険に入ることで資産形成や生活の安全性の両面をよくすることができます。

FPに相談するときの注意点3選を解説!


FPの相談には注意点があります。ここでは以下の3つの注意点を紹介します。

  1. 相談料金
  2. 商品のセールス
  3. FPの意見にも偏りがある
以下で1つずつ紹介していきます。

①FPによって相談料金が異なる

当然ですがFPも相談料金が人によって異なります。なかには無料で行っている場合もありますが、本格的な相談をしたい場合は有料の相談を利用するのがおすすめです。


相談料は日本FP協会によれば半分以上が1時間あたり10,000円以下が半数以上となっています。


自分にあったFPを探すときは相談料金も1つの目安にしてみてください。

②商品の営業・勧誘がある可能性がある

FPのなかには特定の組織と契約していて相談者に商品をすすめるケースがあります。FPにとっては相談者がその商品を買ってくれると自分の実績や収入につながるので仕方ないです。


しかしこれには問題点もあります。それは商品のリスクがしっかりと説明されない可能性がある点です。商品を売るためにはよい点を前面に押し出したいのでどうしてもそうなってしまいます。


相談のなかで商品をすすめられたときは十分に注意しましょう。

③複数のFPから意見をもらう・セカンドオピニオンを得る

1人のFPから聞いた意見だけを参考にすることにはリスクがあります。相手はプロですが人間でもあるので、説明しきれなかったことがあるかもしれません。またプロにも苦手分野はあります。そうした穴を埋めるにもセカンドオピニオンがおすすめです。


複数のFPに相談するときはそのFPの得意分野に合わせて質問内容を変えるというテクニックもあります。また違う視点でのアドバイスから発見があるかもしれません。


相談はできるだけ複数のFPに行うようにしましょう。

相談するFPを選ぶときのポイント3選!


どんな仕事をしている人にも能力差があります。だからといって差別するようなことはありませんが、相談する相手を選ぶ際はできるだけ優秀な人を選びたいですよね。


ここではどんなFPに相談するのがよいのかというポイントを紹介します。FP選びのポイントは3つです。

  1. 資格・経歴
  2. 相談実績・件数
  3. 得意分野
以下で詳しく紹介します。

①FPの資格・経歴を調べる

FPには3級からCFP、AFPといった複数の資格があります。3級は比較的簡単な資格ですがCFPやAFPには実務経験が取得条件に入るなど、経験も問われる資格です。


また大学で関係する分野を専攻していれば、より知識があるということになります。こういった資格や経歴を確認することは有効な判断方法の1つです。


相談するFPを選ぶ際には資格や経歴をみるようにしましょう。

②相談実績・件数が豊富なFPを選ぶ

実績に相談件数があったり、相談した人が具体的にどんな結果を残したかを書いていると選ぶ側としてはありがたいかと思います。


また実績を明記するということはそれだけ自信を持っていることのあらわれでもあります。


実績がわからない人よりははっきりしている人のほうが信頼できるかと思います。相談を決める前にぜひ確認してみてください。

③自分が相談したい内容を得意分野とするFPを選ぶ

子どもの教育資金を貯めたい、住宅を購入する資金を貯めたい、老後資金を貯めたいなど貯蓄の目的はさまざまだと思います。


FPにも得意分野はさまざまあります。奨学金制度に詳しい人やNISAなど投資に関することに詳しい人などが例にあげられます。


得意分野はサイトのプロフィールなどにのっているケースが多いです。相談前に自分の相談内容にあったものを得意としているFPを探すようにしましょう。

参考:そもそもFPとは?独立系FPと企業系FPとは何?


FPとは「ファイナンシャルプランナー」の略です。将来の貯蓄・資産運用の計画である「ファイナンシャルプランニング」に関するさまざまな知識を身につけている人がもつ資格です。


FPには大きく分けて独立系FP企業系FPがあります。


独立系FPは特定の企業に属さずフリーで活動を行っているFPです。どの組織にも属していない中立性が売りです。


企業系FPは主に金融機関に属する人のことを指します。商品を売って会社の組織に貢献することが目的ですので営業や勧誘を積極的に行います。一方で資産運用に関して無料相談サービスをしてくれるというメリットがあるのが特徴です。

FPに相談する前の準備まとめ

FPに相談するにあたって必要な準備について紹介してきました。


何より重要なのは準備をすすめていくなかで、知識を少しでもインプットしてから相談にのぞむことです。相談が円滑に進み、営業や勧誘も妥当なものか判断できるようになります。


この記事では

  • FPに相談するためにすべきこと
  • 相談時の流れ
  • FP選びの判断基準
といった内容を中心に紹介してきました。

このほかにもマネーキャリアではお金に関する役立つ記事を多数掲載しております。ぜひご覧ください。