・フラット35で2000万円を借りると、月々の返済額はいくらになる?
・年収がどれくらいあれば2000万円ローンが組める?
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
<結論>
フラット35で2000万円の住宅ローンを組んだ場合、月々の返済額は35年ローンなら6万6000円、25年ローンなら8万5000円です。
借り入れ期間によって月々の返済額だけではなく利息を含めた総返済額にも大きな差が出ます。
2000万円を借り入れできるのは、額面年収300万円ほどがボーダーラインになっています。年収300万円の場合、借りれ金額や頭金を工夫することで無理のない返済計画が実現するでしょう。
この記事では、フラット35で2000万円のローンを組んだときの月々の支払額を借入期間別に詳しくシミュレーションします。また、年収別に返済負担率を計算し、無理のない返済計画を立てる方法もお伝えします。
さらに、2000万円ローンを検討する際に重要なポイントについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

フラット35で2000万円借りるときの月々の返済額は?
フラット35を使って2000万円の住宅ローンを組んだら、月々の返済額はいくらになるでしょうか。
同じ2000万円のローンでも、利息や借入期間、頭金の額などによって月々の返済額は大きく変動します。
この記事では、フラット35で最も多い金利を使って借入期間別にシミュレーションを行います。実際の額は変動することに注意しながら、無理なく返せる額はどれくらいなのか考えてみましょう。
借入期間35年の場合
借入期間35年、借入金額2000万円、金利1.95%の場合には、毎月の返済額はいくらになるでしょうか。
表では、元利均等返済、ボーナス払いなしでシミュレーションしました。
(金利参考:フラット35借入金利情報)
| 毎月返済額 | 6万6000円 |
|---|---|
| 総返済額 | 2,762万円 |
フラット35を使うと、年率1.95%の低い金利で借り入れできるものの、利息分の支払額は700万円超と総返済額のうち4分の1ほどを占めています。
月6万6000円の返済であれば家計を圧迫しない程度の支払額になる場合が多いですが、利息の支払いを少しでも減らすために計画的な繰り上げ返済がおすすめです。

上のシミュレーションから、借入期間が長くなると金利が低くても利息分の支払いは多くなるとわかりました。
これからのライフイベントなども考慮して、借りられる額ではなく無理なく返せる額を基準に借入金額を決めるのがポイントです。
借入期間30年の場合
借りれ期間30年、借入金額2000万円、金利1.95%の場合には、毎月の返済額はいくらになるでしょうか。
次の表で、元利均等返済、ボーナス払いなしの場合をシミュレーションしました。
(金利参考:フラット35借入金利情報)
| 毎月返済額 | 7万4000円 |
|---|---|
| 総返済額 | 2,644万円 |
借入期間35年と比べると毎月の返済額は大きく、利息を含めた総返済額は小さくなっています。
ライフイベントに合わせて、家計に余裕がある時期は繰り上げ返済をすることで利息支払いの総額を減らせます。

シミュレーションからわかる通り、借り入れ期間が短くなるほど利息分の支払いは少なくなります。
住居費は手取り月収の3割ほどが目安とされるため、今の収入や家計状況と照らし合わせて無理のない返済額はどれくらいか考えてみてください。
借入期間25年の場合
では、借り入れ期間25年、借入金額2000万円、金利1.95%の場合には、毎月の返済額はいくらでしょうか。
表では、元利均等返済、ボーナス払いなしでシミュレーションしてみました。
(金利参考:フラット35借入金利情報)
| 毎月返済額 | 8万5000円 |
|---|---|
| 総返済額 | 2,529万円 |
借り入れ期間25年の場合が、シミュレーションの中で最も毎月返済額が大きく、総返済額は小さい結果になりました。
それでも利息分の支払いは500万円を超えており、総支払額の5分の1以上を占めています。
家計に合わせた無理のない返済ができるよう、頭金の額や借入期間を調整したうえでの契約がおすすめです。

借入金額2000万円なら、家賃の支払いと同程度とも考えられる毎月返済額に抑えつつ、住宅ローンの借り入れが可能になります。
自分の収入やライフプランから見て無理のない返済額はいくらなのか、また条件を変えた場合に返済額はどうなるのか、個別のお悩みはFPに相談してみましょう。詳細なシミュレーションが可能で、お金のプロからの具体的なアドバイスが受けられます。
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フラット35で2000万円借りるにはいくらの年収が必要?
フラット35で2000万円の住宅ローンを組むには、どれくらいの年収が必要でしょうか。
フラット35では、年収に応じた返済負担率の基準が公表されており、その基準を満たさないと借り入れはできません。
返済負担率とは、手取り年収に対する年間の返済額の割合のことで、フラット35の基準は次のように定められています。
| 年収 | 400万円未満 | 400万円以上 |
|---|---|---|
| 基準 | 30%以下 | 35%以下 |

同じ2000万円の住宅ローンでも、頭金の額や借入期間によって年間の返済額は大きく異なるため、返済負担率も異なります。
ここでは、年収に対する手取り額や頭金の額、金利などの要素を一般的に多い基準でシミュレーションするため、実際の返済負担率は自分のケースに合わせて計算してみてください。
年収200万円の場合
年収200万円の場合、返済負担率は何%ほどになるでしょうか。
ここでは、頭金200万円、借入金額1800万円、固定金利1.840%、借入期間35年でシミュレーションしました。
そのほかの条件として、ボーナス払いなし、繰り上げ返済なし、元利均等返済で計算しています。
| 手取り年収 | 約160万円 |
|---|---|
| 月間返済額 | 5万9000円 |
| 年間返済額 | 71万円 |
| 返済負担率 | 44% |
この場合、フラット35が定めている「年収400万円未満、返済負担率30%以下」の基準を下回っているため、借り入れは現実的に厳しいと考えられます。

年収200万円の契約者1人ではローンの審査に通らないため、借入期間を短くしたり頭金の額を増やしたりすることで返済負担率を30%以下に調整する必要があります。
また、配偶者や親など、もう1人の安定収入を持つ人と収入合算することで2000万円の借り入れが可能になります。ペアローンの選択肢もありますが、契約に必要な手数料などが2倍になってしまうため、この場合は収入合算を検討してみてください。
年収300万円の場合
では、年収300万円の場合、返済負担率は何%ほどになるでしょうか。
ここでは、頭金200万円、借入金額1800万円、固定金利1.840%、借入期間35年でシミュレーションしました。
そのほかの条件として、ボーナス払いなし、繰り上げ返済なし、元利均等返済で計算しています。
| 手取り年収 | 約240万円 |
|---|---|
| 月間返済額 | 5万9000円 |
| 年間返済額 | 71万円 |
| 返済負担率 | 29% |
年収300万円の場合、フラット35が定める「年収400万円未満、返済負担率30%以下」の基準を満たしています。
信用情報や完済時の年齢など、ローンの審査に必要なほかの条件を満たしていれば審査に通る可能性は高いといえるでしょう。

ローンの審査に通るとしても、借りられる金額と無理なく返済できる金額には明確な差があるため、上の条件の場合には無理なく返済するための工夫が必要です。
あらかじめ用意する頭金を増やして借入金額自体を減らすなど、完済までを見通せる計画をおすすめします。
年収400万円の場合
年収400万円の場合には、返済負担率は何%ほどになるでしょうか。
ここでは、頭金200万円、借入金額1800万円、固定金利1.840%、借入期間35年でシミュレーションしました。
そのほかの条件として、ボーナス払いなし、繰り上げ返済なし、元利均等返済で計算しています。
| 手取り年収 | 約320万円 |
|---|---|
| 月間返済額 | 5万9000円 |
| 年間返済額 | 71万円 |
| 返済負担率 | 22% |
年収400万円の場合、フラット35が定める「年収400万円以上、返済負担率35%以下」の基準を満たしており、ローンの審査に通る可能性が高いです。
さらに、無理のない返済ができる目安と言われる20~25%の返済負担率にも当てはまっていて、比較的無理のない返済ができる額といえるでしょう。

ここまでのシミュレーションで、フラット35で2000万円のローンを組むために必要な額面年収は、ローンの審査に通るには年収300万円、無理のない返済をするには年収400万円が必要とわかりました。
手取り年収は個人の状況によっても異なり、頭金や借入期間、自動車ローンなどの他のローンを抱えているかどうかによっても審査の基準は変わります。自分の場合には無理のない返済が実現できるのかどうか、FP相談でシミュレーションすることでプロの意見を聞いてみてはいかがでしょうか。
フラット35の2000万円ローンを検討する際に重要なポイント

- 団信の保障内容を把握して、不足があれば生命保険で補う
- できるだけ頭金を用意して返済負担を軽減する
- 繰り上げ返済を計画的におこなう
団信の保障内容を把握して、不足があれば生命保険で補う
団信とは、団体信用生命保険の略で、住宅ローンに特化した生命保険のことです。
契約者が亡くなった場合、または保険会社によって定められた高度機能障害の状態になったら、ローンの残債は保険金で支払われることになり、家族が支払う必要はありません。
フラット35の場合、団信への加入は任意ですが、特別な事情がない限り加入するのがおすすめです。保障内容に不足があるなら、その他の生命保険などで補いましょう。

団信の加入条件や保障内容は保険会社によっても異なるため、自分や家族の状況によって必要であれば生命保険や収入保障保険などで足りない部分をカバーしておくと安心です。
できるだけ頭金を用意して返済負担を軽減する
できる限り頭金を用意して将来の返済負担を軽減しましょう。
フラット35をはじめとする”フラット”が付く住宅ローンは、頭金が借入金額の1割を超えると金利が低くなるシステムになっており、返済期間の数十年間にわたって恩恵を受けることができます。
軽減金利の恩恵を受けるためには、2000万円のローンであれば200万円以上の頭金が必要です。

頭金を多めに用意すると金利の恩恵を受けられるだけではなく、利息分の支払いが減ることで総返済額が少なくなるという大きなメリットがあります。
ただし、頭金を入れすぎて返済期間中の家計が苦しくなると本末転倒なため、計画的に頭金の額を決めるのが重要です。
繰り上げ返済を計画的におこなう
繰り上げ返済とは、本来予定していた支払いよりも先に元金を返済することです。繰り上げ返済をすることで利息の支払いが少なくなるのがメリットです。
注意点として、金融機関によっては繰り上げ返済に手数料がかかる場合があり、少しずつ繰り上げ返済すると手数料がかさんでしまうことがあります。
また、頭金と同様に手元資金とのバランスを考えながら計画的に行うのがいいでしょう。

繰り上げ返済は手元資金に余裕が出たときに行うのがおすすめです。
住宅の維持費や修理費などとのバランスを考えて返済を続けるにはどうしたらいいか迷ったら、FP相談で解決しましょう。
【まとめ】フラット35の2000万円ローンで迷ったらFPに相談しよう

この記事でお伝えしたように、フラット35で2000万円ローンを組むと、借入期間35年では月々約6万6000円を返済することになります。
シミュレーション結果によると、2000万円ローンを借りるのに必要な年収は300万円、無理のない返済ができる年収は400万円でした。
自分の年収でローンの審査に通るのかどうか、家計に合わせて無理なく返済するにはどうしたらいいか、といったお悩みはマネーキャリアのFP相談で解決しましょう。
ローン契約時だけではなく、返済期間中のお悩みにも長期的に寄り添ってサポートします。


