学資保険の代わりになるものは?おすすめの教育費の貯め方を解説!

学資保険の代わりになるものは?おすすめの教育費の貯め方を解説!
学資保険の代わりとなる教育費の貯め方はどういう方法がある?目的に合った学資保険の代わりとなる貯め方を4選紹介中!それぞれの具体的ややり方やメリット・デメリットについても徹底解説しています。学資保険での貯蓄に悩んでいる方はぜひご覧ください。
監修者「谷川 昌平」

監修者谷川 昌平ファイナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!

学資保険の代わりに教育費を貯める方法はどんなものがある?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。


先日20代の夫婦から、こんな相談がありました。

子供ができて将来の学費が不安です。学資保険の代わりになる、もっと他に教育費を貯める方法はありませんか?

常陽銀行がまとめたところによると、幼稚園から大学までの教育費として、公立や私立など辿る道によって異なるものの、子供ひとりあたり1,000万以上かかります。


子供の教育費の調達を目的とした学資保険は人気ですが、学資保険以外にも子供の教育費に備える方法があります。


そこで今回は、学資保険の代わりとなる教育費の準備方法に注目し、それぞれの具体的な方法について解説します。


効率的な教育費を貯めるためのお手伝いになれば幸いです。

学資保険の代わりに教育費を貯めるおすすめの方法5選を紹介!


まずは、学資保険の代わりに教育費を準備する方法について紹介しましょう。


教育費を貯める方法として次のようなものがあります。

  • 自分で教育費を貯蓄する
  • 教育費を借入する
  • 資産運用で教育費を増やす
  • 終身保険などの生命保険を利用する
  • 祖父母から資金援助を受ける

さまざまな方法を知ることで、よりそのご家庭に合った貯蓄方法が分かるはずです。それぞれの方法について詳しく解説していきます。

①自分で教育費を貯蓄する

教育費を用意する方法として、最もシンプルと言えるのが「貯蓄」です。コツコツと地道に貯め、必要に応じて教育費として活用します。


他の方法に比べ貯まったお金の使い道が自由であるため、臨機応変に活用できるのがメリットです。しかしその反面、自分の意志で引き出せるので意思が弱いという方に向かない可能性もあります。


貯蓄は誰もが始めやすく、継続して続けるられる方におすすめの方法です。

②教育費を借入する

必要な教育費を調達する方法には、銀行などからの「借入」があります。


その方法として「奨学金」や「教育ローン」があり、教育費として必要な金額をすぐに調達できるのが魅力です。


しかし、利用するためには審査があり借金であることには変わりがなく、返済が必須になります。


どうしても教育費が足りない場合に検討するのがおすすめです。

③資産運用で教育費を増やす

資産を運用して増やすのも、学資保険の代わりとなります。


資産運用は、ただ貯蓄をするよりも大きな利益を得られる可能性がある反面、あくまで資産運用なので元本割れし損をする可能性もあります。


あらゆる可能性を考えて活用するようにしましょう。

④終身保険などの生命保険を利用する

学資保険の代わりになる保険として、「低解約返戻金型終身保険」といった生命保険を利用する方法もあります。


生命保険の中には、一定期間保険料を支払うことで総払込保険料以上の解約返戻金を受け取れるなど、学資保険にはない魅力があるので注目しましょう。

⑤祖父母から資金援助を受ける

教育費として、祖父母から資金援助を受ける方もいます。


資金援助の金額によって税金がかかるケースもありますが、ある一定の金額であれば税をかけず援助を受けることができます。


ただし、お金が関わることなので、祖父母ときちんとした話し合いをすることが大切です。

「貯蓄」の具体的なやり方について解説!


一般的にお金を貯める方法として先に思いつく「貯蓄」ですが、教育費を目的とするのであれば次のような方法があります。

  • 銀行・インターネット銀行での預金
  • 財形貯蓄

それぞれの貯蓄方法について詳しく解説します。

①銀行・インターネット銀行での預金

銀行やインターネット銀行での預金は、経験したことがある方も多いのではないでしょうか。


ひとことで銀行での預金といっても、その主な種類は次の4つがあり、それぞれ特徴が異なります。

預金の種類特徴
普通預金銀行取引の基本。公共料金の引き落としなどに使われることが多い
定期預金半年、1年、3年後などあらかじめ決めた預入満期日まで原則引き出しができない
自動積立定期預金指定した口座から毎月自動引き落としされ、定期口座へ積み立てる
外貨預金預金をユーロやドルなど外貨へ変えて預金する

この中でも教育費の貯蓄としておすすめは、「自動積立定期預金」と「外貨預金」です。


自動積立定期預金は、目標額を設定し毎月自動で積み立てが可能なため、教育費として計画的に貯蓄できます。自分の意志が弱いと感じている方も、貯蓄しやすいのが魅力です。


また、外貨預金は通常の日本円で預金するよりも高い利率がメリットとしてあります。


ただし、為替相場が影響するため、円を外資に外資から円に交換する際に元本割れしてしまう可能性もあり注意が必要です。

②財形貯蓄

同じ貯蓄でも、直接銀行へ預けるのではなく勤め先の福利厚生としてある「財形貯蓄」を利用する方法もあります。


財形貯蓄は、毎月の給与から天引きして積み立てる貯蓄方法で、従業員の資産づくりを助けてくれる制度のひとつです。利用目的や払い出しの時期にも制限がないため、子供の節目に合わせてお金を用意できます。


財形貯蓄の形は、会社が提携する金融機関によって異なります。銀行であれば定期預金、証券会社であれば積立金を投資信託や国債に投資し運用することも可能です。


あくまで財形貯蓄は福利厚生の一環のため、勤め先によって貯蓄方法が異なるので確認をしましょう。

「貯蓄」のメリット・デメリットは?


誰もが取り組みやすい「貯蓄」ですが、メリットとデメリットをよく理解して取り組むことが大切です。


貯蓄といっても、その方法によって十分な教育費を用意できない可能性もあります。


そこで、貯蓄の魅力と抑えておきたい注意点について解説します。

一部の銀行預金は利回りも良く教育費を貯めやすい

同じ貯蓄でも、普通預金や定期預金では利回りがいいとはいえず、利子による増額は見込めないでしょう。


しかし、外資預金など銀行預金の種類によって利回りもよく、教育費を貯めやすいものがあります。


ただ貯蓄するのではなく、利率が高くより教育費を貯めやすい仕組みの銀行預金を選ぶことが大切です。

財形貯蓄は550万円までなら課税対象にならない

同じ自動的に貯蓄を増やす「財形貯蓄」と「自動積立定期預金」で迷うという方も多いのではないでしょうか。


この2つの方法の大きな違いは、利子が課税対象かどうかにあります。


基本的に、預金に対しての利子には利子所得として20.315%もの課税されます。しかし、財形貯蓄は、550万円までの利子は課税対象外です。


子供の教育費は1,000万円以上、貯蓄で550万円以上を目指するのであれば財形貯蓄の方がメリットが大きいということになります。

強制力がないので教育費に回しにくいのがデメリット

銀行への預金で教育費を備える場合、コツコツと地道に貯めることが必須です。


しかし、自分の管理能力が大切なのでどうしても誘惑に負けてしまいやすい方には、十分な教育費を用意しにくい面があります。


自分の管理能力に不安を感じる方は、「強制的に積み立てる」タイプの預金を検討するなど工夫が必要です。

「借入」の具体的なやり方について解説!


借入で教育費を調達する場合、次のような方法があります。

  • 奨学金
  • 教育ローン

どちらも「教育費」を目的とした借入であり、教育費以外に利用することができません。


奨学金と教育ローンの利用方法について解説しましょう。

①奨学金

奨学金とは、経済的理由により修学が困難であるものの成績などが優れている学生に対し、学費を貸与もしくは給付する制度です。


その種類はさまざまで、日本学生支援機構による奨学金は、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。


奨学金は誰もが利用できるわけではなく、高校や大学、専門学生を対象とした貸付け制度です。


成績、学校長の推薦などといった基準をクリアした学生が審査を受け、貸与可能かどうか判断されます。


そして、奨学金は親ではなく学ぶ子供自身が背負う借入です。


日本学生支援機構では、進学前に奨学金の予約をする制度もあります。奨学金を利用するには、高校や大学など学校を通じて申し込みが必要です。

②教育ローン

教育費を目的とし、銀行や日本政策金融公庫といった金融機関から借入できるのが、教育ローンです。


日本政策金融公庫の教育ローンは国の教育ローン(教育一般貸付)ともいわれ、中学校卒業以上の学生を対象とした教育施設へかかる教育費や、通うための定期代、パソコンの購入費など教育にかかるさまざまな用途で活用できます。


利用条件が世帯収入によるものであるなど比較的利用しやすく、日本学生支援機構の奨学金と併用できるといった特徴があります。


教育ローンは奨学金とは異なり、学生本人ではなく保護者への貸付です。インターネットで24時間申し込みが可能、来店不要で手続きが完了します。

「借入」のメリット・デメリットは?


借入は、ここまで解説した貯蓄とは異なり、デメリットをよく理解しなくてはいけない教育費の調達方法です。


そこで、借入のメリットやデメリットについて詳しく紹介します。

教育費を借りたい時に借りられる

借入の最大のメリットは、教育費を必要なときに合わせて用意できることにあります。


子供の進学に備えてお金を蓄えたつもりでも、子供が計画通りの人生を歩むとは限りません。


そのため、子供の進学に合わせて必要なときに教育費を用意できるという面では、とてもメリットが大きいといえます。

ただしあくまでも利息がつく借金であることに注意

借入は、必要なときに教育費を調達できる反面、利息と返済義務が発生します。


銀行など民間の金融機関に比べ公的機関である日本政策金融公庫や日本学生支援機構は金利は低いものの、利息は発生します。

借入先金利
常陽銀行(教育ローン)
年3.975%(店頭金利)
日本政策金融公庫(教育ローン)年1.66%
日本学生支援機構(奨学金)年0.161%

※2021年8月8日時点

参考:常陽銀行教育ローン変動金利・保証料込

参考:日本政策金融公庫教育ローン固定金利

参考:日本学生支援機構奨学金利率固定式


必要な教育費であるとはいえ、借入は利息を含めて返済しなくてはいけないため、あくまで借金であると認識した上で、無理のない返済計画をたて利用することが大切です。

利息が少ない借入方法だと経済要件や子供の成績要件が厳しい

日本学生支援機構の奨学金には、利息と共に返済が発生する第二種と無利息で返済が発生する第一種、そして返済義務が生じない給付型がありますが、利息が軽減されればされるほど求められる基準が厳しくなります。


世帯の収入制限や、子供の成績の基準などが設けられているため、誰もが利用できるというわけではありません。


全額借入に頼るのではなく、貯蓄などできる限り自分の力で教育費を用意し、足りない部分を借入で補うのが理想的といえます。

「資産運用」の具体的なやり方について解説!


資産運用しながら教育費を用意する方法として、

  • 投資信託(つみたてNISA・ジュニアNISA)
  • 個人向け国債

といった2つがあります。

同じ資産運用であっても、それぞれ特徴が異なるためよく理解した上で運用するのが大切です。

①「つみたてNISA」「ジュニアNISA」などの投資信託

資産運用として利用する方も多いのが、投資信託です。


投資信託とは、複数の投資家から集めた資金をファンドマネージャーが株などへ投資することで得た成果を分配されることで利益を得る運用方法です。


投資信託は種類が多く、その中でも教育費として貯める方法として「つみたてNISA」や「ジュニアNISA」がおすすめです。


つみたてNISA

つみたてNISAとは、少額から長期的に積立・分散投資するための投資信託です。100円からでも運用を始められるなど、「いきなり大金を投資するのは怖い」といった方も始めやすいのが特徴です。

毎年40万円までの投資を上限とし、分配金と売却後に得た利益は購入した年から20年間課税されません。

投資できるは最大800万円までと、教育費を貯めるには十分と言えます。

ジュニアNISA

ジュニアNISAは、未成年を対象とした投資信託です。基本的に親権者が子供の代理として運用し、原則18歳まで払い出しできないため、長期的な運用ができます。

運用できるのは年間80万円まで非課税期間は5年間ですが、2023年にジュニアNISAが廃止になります。

しかし、2024年以降は新しく投資できないものの運用を続けることは可能です。また、いつでも非課税で引き出せるため、必要なときに応じて教育費に充てることもできます。

②個人向け国債を購入する

個人向け国債とは、国(政府)が個人投資家向けに発行する国債です。その特徴は次のような4つがあるので確認をしましょう。

  • 1万円単位で購入可能
  • 利子は半年ごと受け取り
  • 元本割れしない
  • 最低金利年0.05%保障

国債は毎月発行しているため、貯金感覚でコツコツと購入することが可能です。また、一般的な金融機関の普通預金の金利は年0.01%程度であるため、最低金利年0.05%の保障は、通常の貯蓄に比べてお得といえます。


国債のプランも「固定3年」「固定5年」「変動10年」の3つがあり、それぞれ金利が異なります。ただし、償還日前に換金する場合は利子が減額されるため注意が必要です。

「資産運用」のメリット・デメリットは?


少額から始められるNISA ができたことにより、資産運用を考える方も増えました。


そこで、資産運用のどういった点が教育費の貯蓄に向いているのか、メリット・デメリットを解説します。

利回りがよく教育費を貯めやすい

投信信託は、預金の利子に比べて運用利回りが期待できることから、効率よく教育費を用意できることにメリットがあります。


また、NISAであれば少額から無理せず始められる点や、一定額まで税金の対象外であることなど、始めやすいのも魅力として大きいでしょう。

投資信託なら投資先を選ぶだけでOK

投資信託は、多様なジャンルの資産や銘柄を組み合わせて投資するため分散投資が可能になり、自分で株を購入するよりも損失のリスクは軽減されます。


そして何よりも、投資信託の運用自体はプロに任せるため、投資家としておこなうのは投資信託を選ぶだけです。


プロが利益を生むよう運用してくれるため、投資について詳しい知識がない方でも始められます。

投資なので運用成績が良くなければ貯まりにくい

投資は、いくらプロが運用してくれるといっても、必ず利益を生むとは限りません。


あくまで資金を運用するため、場合によっては元本割れであったり、思ったよりも教育費が用意できず学資保険の代わりにないという可能性もあります。


元本割れをどうしても避けたいという方は、投資信託ではなく国債を選ぶといいでしょう。

学資保険の代わりとなるおすすめの生命保険を解説!


生命保険で学資保険の代わりを探すのであれば、終身保険の解約返戻金を利用する方法もあります。


最近では、学資保険よりも返戻率が高いため、教育費のために契約する方も増えました。


終身保険といっても、学資保険の代わりとなるおすすめの保険は次の3つです。

  • 低解約返礼金型終身保険
  • ドル建て終身保険
  • 個人年金保険

各保険にはさまざな特徴があるのでよく理解して検討しましょう。

①低解約返戻金型終身保険

低解約返礼金型終身保険は、払込期間中の返戻率は低いものの、満期後に解約すると元本を上回る解約返戻金を受け取れる保険です。


通常の終身保険よりも解約返戻金が低いですが、保険料を安く抑えられるといった特徴があります。


また、払込満期を迎えると通常の終身保険と同等の返戻率に戻るため、教育費を目的であれば満期の時期を進学前に合わせて設定するのがおすすめです。

②ドル建て終身保険

ドル建て終身保険は、基本的に保険料をドルで支払い、保険金や解約返戻金をドルで受けとる終身保険です。


日本円よりも金利が高いドルで運用することで、円で支払うよりも返戻金などが増える可能性があります。


商品によっては、保険金も円もしくはドルで受けるのか選択できるほか、低解約返礼金型終身保険同様に、払込期間終了後の返戻率が学資保険よりも高いのが特徴です。

③個人年金保険

「個人年金保険が教育費へ充てられるの?」と、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。


個人年金保険は、一定期間積み立てていき保険料を受け取れる期間に入ると年金と同様に受け取れる保険です。


多くの方が老後を見据えて加入していますが、年金受け取り期間を子供の進学時期に合わせることで学資保険の代わりに利用できます。

低解約返戻金型終身保険のメリット・デメリットは?


今では、学資保険の代わりに低解約返礼金型終身保険を検討する方も増えています。


しかし低解約返礼金型終身保険には、「解約返礼金が学資保険よりも多い」「終身保険にもなる」などさまざなメリットがある反面、デメリットもあります。


詳しく解説するので、学資保険と比較しながら確認していきましょう。

子供の出生に関係なく一生涯保険に加入できる

学資保険は、加入時期や満期の制限があるため、子供が成長しすぎると加入できないなどといったことが起こります。


しかし、低解約返礼金型終身保険であれば子供の出生や年齢に関係なく加入できるため、今からでも始めることが可能です。


また、予定とは違い解約しなかった場合もそのまま一生涯保険に加入できるため、教育費目的だけではなく生涯の保障としても備えられます。

返戻金を引き出すタイミングは契約者が自由に決められる

低解約返礼金型終身保険で大切なのは、解約するタイミングです。


学資保険の多くは満期を18歳に設定し加入することが多いです。それと同じように、低解約返礼金型終身保険も子供の進学に合わせて払込期間を設定できます。


ただし、低解約返礼金型終身保険の特徴として、払込期間が終了しても解約しないと返戻率が上がり続け、終身保険としての保障も続くことになります。


つまり、払込期間終了後、解約するまでの期間を長くとった方がより効率よく教育費を貯められるのです。


子供が18歳での解約を目指すのであれば、16歳までを払込期間にし18歳まで解約しないなど工夫しましょう。

万が一契約者が死亡したら死亡保険金がすぐに出る

学資保険は契約者が死亡した場合、以降の保険料は免除されるものの、死亡保険金を受け取れるわけではありません。あらかじめ決められたタイミングで学資金として保険金を受け取ります。


しかし、低解約返礼金型終身保険はあくまで、契約者の終身保険です。そのため、万が一契約者が亡くなってしまった場合も、すぐに死亡保険金を受け取れます。


死亡保険金は、これまでの総払込保険料や学資保険の満期金に比べても高額であるため、メリットは大きいでしょう。

保険金支払い期間が終わるまでは解約返戻金が低い

学資保険に比べてメリットが大きく感じる低解約返礼金型終身保険ですが、払込期間が終わる前の解約に注意しましょう


低解約返礼金型終身保険は解約返戻率が高いことが魅力ですが、それは保険料払込期間終了後に解約した場合です。払込期間が終了する前に解約してしまうと元本割れしてしまいます。


払込期間が終了すると返戻率がぐっと上がるので、子供の進学する時期などに合わせて払込期間を決めることが重要です。

ドル建て終身保険のメリット・デメリットは?


学資保険の代わりにドル建て終身保険を利用する場合、利率が高いものの為替レートの影響を受けやすいなど、確認しておきたいメリットとデメリットがあります。


詳しく紹介するので参考にしてください。

学資保険の代わりとなる中では圧倒的に利回りがいい

ドル建て終身保険の大きなメリットは、その高い利率です。


ソニー生命の学資保険「学資金準備スクエア」とメットライフ生命の「USドル建終身保険 ドルスマートS」の払込期間終了後の返戻率を比較しました。

保険払込期間返戻率
学資金準備スクエア18年103.4%
ドルスマートS20年118.0%

参考:学資金準備スクエア無配当Ⅲ型

参考:ドルスマートS(利率年3.0%)


払込期間に差があるものの、返戻率がドルスマートの方が高いことが分かります。次に、受け取れる保険料を一例ですが紹介します。

保険学資金準備スクエアドルスマートS
払込保険料1,880,360円5,318,280円(48,348ドル)
保険金2,000,000円6,276,490円(57,059ドル)
差額119,640円958,210円

※1ドル110円として換算

参考:学資金準備スクエア無配当Ⅲ型

参考:ドルスマートS(利率年3.0%)  


この2つの保険では、毎月の保険料が異なりますが、利回りがいいということは将来的に受け取れる金額が大きくなります。


長い期間、保険料を払い続けるからこそ、可能な限り利回りがいい保険を選んだ方がより貯蓄としての成果が感じられるでしょう。

為替相場の変動による影響が大きく利益が出ないことも

ドル建て終身保険は、円高ドル安のときに解約してしまうと受け取れる金額が少なくなってしまいます。


思った以上に利益が出ず教育費を用意できないということにもなりかねないため、払込期間が過ぎてから為替レートをよく確認しつつ、解約時期を見定めましょう。

個人年金保険のメリット・デメリットは?


個人年金は、支払った保険料を運用することで元本と運用利益を決まった期日より受け取る仕組みです。


個人年金保険を教育費として考える場合、どういったメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

生命保険の中でも貯蓄性に優れている

日本生命の「みらいのカタチ年金保険」は、払込期間35年の場合、返戻率は約106%と高いのが分かります。


また、個人年金保険は条件付きの保険はあるものの、個人年金保険料控除の対象です。生命保険の中でも節約・貯蓄性に優れていることもメリットとして大きいでしょう。

教育費だけでなく老後資金としても活用することができる

個人年金保険はそもそも老後の資金準備を目的とした保険です。そのため、教育費だけではなく老後資金としても活用できます。


子供が進む道によって、準備していた個人年金保険が必要ない場合も、自分たちの老後に向けてシフトすることが可能です。その時の状況に応じて目的を変更できるのも、魅力といえます。

契約時に利率が決まっているので大きく資金が増えることはない

個人年金保険は、あらかじめ決められた利率に応じて積立運用をおこなう「定額型」が一般的です。


払込期間が終了後に受け取れる保険料が決まっているため、予定よりも大きく資産が増えるといったことはありません。


しかし、最低保証が設定されているため教育費として将来の計画が建てやすいでしょう。

インフレによって返戻率がかなり下がることもある

定額型の個人年金保険の場合、インフレに弱いのが特徴です。


将来決まった額を受け取れる安心感はありますが、インフレが起こると紙幣の価値が下がるため、受け取れる保険金は生活に不十分になことがあります。


また、変動型の個人年金保険を選択した場合、将来受け取れる保険金が変動するため、運用次第では総払込保険料を下回る可能性もあることを留意しておきましょう。

「祖父母からの資金援助」のメリット・デメリットは?


祖父母に金銭的な余力がある場合、子供の教育費として援助してもらうという方もいるでしょう。


祖父母からの資金援助は、ここまでご紹介した貯蓄や借入、運用などとは異なるメリットとデメリットがあります。


デメリットは、工夫することで防げるため確認していきましょう。

手数料がかからないのでそのままの金額を教育費に回せる

祖父母からの資金援助の大きなメリットとしては、受け取った資金をそのまま教育費に充てられるという点にあります。


保険料や運用手数料などはかからないので、損をすることなく教育費として活用できるのはメリットが大きいといえます。

面倒な手続きなどもなく資金を援助できる

祖父母から教育費の援助を受ける場合、保険や貯金などととは異なり手続きが必要ありません。


代理店などに赴いて契約することも、資料を請求する必要もないので、手間がかからないのです。


祖父母との話し合いのみで援助を受けられるため、面倒がないのも魅力のひとつといえるでしょう。

贈与する金額によっては贈与税がかかることもあるので注意

祖父母からの資金提供であっても、その金額によって贈与税がかかるので注意が必要です。


年間110万円までの資金提供であれば、原則非課税です。


援助してもらう金額に応じて、計画性を持って贈与してもらうようにしましょう。

学資保険のことならマネーキャリアのFPに相談しよう

教育費の貯め方について迷っているという方は、学資保険も含めてFPに相談してみましょう!


特にマネーキャリア累計申込件数12,000件以上の高い実績のほかに、次のようなポイントがあります。

  • 相談満足度93%
  • 納得するまで何回でも相談料が0円
  • オンライン相談、出張サービスにも対応

自宅にいながら相談できるため、生まれたばかりの子供の教育費の相談もしやすいのも大きな魅力です。


マネーキャリアであれば、家計の悩みも含めて徹底的にお客さまに寄り添い、希望のライフプランに沿った教育費の資金準備ができるはずです。

【参考】学資保険と終身保険は結局どちらがおすすめ?【徹底比較】


ここまで解説してきた中で、学資保険の代わりにと検討する方が多いのは終身保険です。しかし、学資保険に求める内容によって終身保険が代わりにならない可能性もあるので注意が必要です。


そこで、学資保険と終身保険(低解約返礼金型終身保険)を比較しました。まずは、それぞれの特徴を比較しましょう。

比較項目学資保険低解約返礼金型終身保険
目的教育費契約者が死亡した場合の保障
保険金給付タイミング進学の節目
指定したタイミング
解約時・死亡時
契約者が死亡した場合以降の保険料免除
満期に保険金の支払
死亡保険料の受け取り
保険金の特徴あらかじめ決められた金額払込期間終了後返戻率が急上昇

学資保険は教育費を目的としているため、小学校入学、高校入学など子供の節目に合わせて保険金を分割して受け取ることが可能です。


しかし、終身保険では保険金の受け取りは契約者の死亡時もしくは解約時のみであり、分割して保険金を受け取れません。


次に返戻金(保険金)について比較しましょう。

比較項目学資準備スクエア低解約返礼金型終身保険
払込期間18年10年
総払込保険料 1,880,360円 2,740,800円
保険金 2,000,000円3,031,700円
返戻率106.3%110.6%

参考:学資金準備スクエア無配当Ⅲ型


総払込保険料に対し、受け取れる保険金額が高いのは終身保険になります。しかし、払込期間終了までに解約してしまうと、受け取る保険金も総払込保険料よりも少なくなってしまいます。


学資保険の代わりとなる終身保険ですが、考え方によって向き不向きがあります。


子供の成長に合わせて教育費を用意したいなら学資保険、ある程度お金がかかる時期のためにより多くの教育費を用意したい方は終身保険といったように、目的を決めましょう。

【まとめ】目的に合った方法で教育費を貯めるのがおすすめ

この記事では、学資保険の代わりとなる教育費を貯める方法について解説しました。


学資保険の代わりにお金を貯める方法としては次のようなものがあります。

  • コツコツと貯蓄する
  • 金融機関から借入する
  • 資産運用で教育費を増やす
  • 終身保険などの生命保険を利用する
  • 祖父母から資金援助を受ける

効率よく教育費を貯めるには、さまざまな方法を知った上で、家計や自分の性格と相談し決めることが大切です。


しかし、どの方法が一番合っているのか迷うという方も多いでしょう。そういった場合は無理をせず、お金のプロに助けてもらうのもひとつの方法です。


マネーキャリアでは、お客様の希望や理想に沿ったプランを提案させていただきますので、ぜひご相談ください。