ライフプランの考え方とは?ライフプランの必要性から作成方法も解説

ライフプランの考え方とは?ライフプランの必要性から作成方法も解説
「ライフプランの考え方を知りたい」「ライフプラン作成をする必要性とは?」このような悩みを持つ方は多いでしょう。そこで本記事では、ライフプランの考え方、ライフプラン作成の方法、ライフプランの見直しのタイミングライフプランの相談におすすめのサービスをまとめました。
監修者「谷川 昌平」

監修者谷川 昌平ファイナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!

ライフプランの考え方とは?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。 


先日20代の女性の友人から、こんな相談がありました。

ライフプランを作成したことがないのですが、将来に不安を感じるのでライフプランを作成する必要性やライフプランの考え方について基本から教えてほしいです。

ここ数年、ライフプランの必要性や考え方、資産形成についての疑問などのライフプランに関するご相談が非常に増えています。


「ライフプランの重要性や考え方をもっと早く知りたかった」


日本では、ライフプランを含むお金まわりの勉強、金融教育が不十分であるとの声を聞きます。


実際、日本証券業協会が実施した「中学校・高等学校における金融経済教育の実態調査」によると、中学校・高校での金融教育の授業時間の確保状況が不十分であると答えています。


今回は、学校で教えてもらえなかったライフプランについて、体系的に解説していきます。


どのような考え方をすればいいのか、いつライフプランを作成すればいいのか、で悩んでいる方の第一歩のお手伝いになれば幸いです。

ライフプランの考え方を解説!


ライフプランを深掘りしていく前に、そもそもライフプラン・ライフイベント・ライフステージとは何かについて解説します。


1.ライフプランとは?


ライフプランとは、「人生設計」のことです。


将来起こりうるイベントに備えて事前に金額を把握・計画しておくことを表します。


2.ライフイベントとは?


ライフイベントとは、「重要な出来事」のことです。


就職、結婚、出産、住宅購入、入学・進学などのことを指します。


3.ライフステージとは?


ライフステージとは、「加齢に伴って変化する生活段階」のことです。


一般的には、幼年期、少年期、青年期、壮年期というように、一定の期間に区切った各段階のことを指します。


ライフプランなどの言葉の意味を知った上で、この項目では以下4つの考え方について解説します。

  1. ライフプランを作成する意義・必要性とは
  2. ライフイベントとニーズについて
  3. ライフイベントで重要な人生の三大資金について
  4. 65歳で退職では老後が長すぎて資金が足りなくなってしまう可能性について

それぞれ詳しく解説していきます。

ライフプランを作成する意義・必要性とは

ライフプランを作成する意義・必要性とは、リスクを対策することにあります。

  • 終身雇用を行う企業の減少
  • ライフスタイルの変化
  • 公的年金制度に対する不信感
  • 単身世帯の増加

上記4つの背景により、計画的に人生を設計して貯蓄・資産形成をすることが重要となりました。


「これからは企業や国に頼ることなく個人の力で生きていかなければならない」という状況が、ライフプランニングの必要性を浮き彫りにさせたのです。

ライフイベントとニーズをを年代別に分けて解説!

一般的な年代別のライフイベントとニーズは以下になります。

ライフイベントニーズ
20代~30代 ・結婚資金や子供の教育資金の準備
・マイホーム購入のための頭金作り
・老後に向けての資金作り(貯金)
40代~50代・子供の大学進学に伴う教育資金のピーク
・老後に向けての本格的な資産運用
・保険やローンの見直し
60代~・ローリスクな資産運用で堅実に資産を構築
・流動性が高く現金化しやすいポートフォリオを組む
・マイホームのリフォーム費用を確保


ライフイベントで重要な人生の三大資金について解説

ライフイベントで重要な人生の三大資金は、「住宅資金」「教育資金」「老後資金」の3つです。


資金額が多く貯金するまでに時間がかかるため、事前に計画を立てておく必要があります。


1.住宅資金


住宅資金は、家を購入したり、家を借りたりする場合に必要な資金のことを指します。


首都圏の土地付注文住宅の場合は「5,162万円」で、首都圏のマンションの場合は「4,993万円」です。


※千円単位は四捨五入

出典:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」


2.教育資金


教育資金は、幼稚園から大学を卒業するまでに必要な資金のことを指します。


すべて公立に通うと「約914万円」で、すべて私立に通うと「約2409万円」必要です。


※千円単位は四捨五入

※大学入学金は含まれない

出典:文部科学省「平成30年度 子供の学習費調査」

日本学生支援機構「平成30年度学生生活調査」


3.老後資金


老後資金は、退職後の生活費や食費、家賃、医療費、娯楽費などに必要な資金のことを指します。


60歳以上の単身無職世帯の場合、一ヶ月の収入が「約12万円」で、一ヶ月の支出が「約14万円」です。


ゆとりのある老後生活を送るためには、公的年金に加えて各自で積み立てておくことが大切であると言えます。


出典:総務省統計局「2019年 家計調査」

65歳で退職では老後が長すぎて資金が足りなくなってしまう可能性

人生100年時代ということを前提に考えると、働いた期間と同じぐらいの老後生活を過ごさなければなりません。


そのため、公的年金だけでは老後資金をまかなうことは極めて困難です。


公的年金だけに頼らずに自身で資産形成を行いつつ、65歳以降も無理なく働き続けることで、想定外のリスクにも余裕を持って対応できます。


身も心も安定している働き盛りのうちに、資金が足りなくなってしまう可能性を考慮して行動するよう心がけておきましょう。

おすすめのライフプラン相談サービスはマネーキャリア

ここまでライフプランの考え方や、ライフイベントについて説明してきましたが、
ライフプランの考え方についてはある程度分かったけど、実際にライフプランを作成するのは難しそう。。。

このように感じた方は多いでしょう。


結論から言うとそのような方は、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することをオススメします。


お金のプロであるFPは、相談者の人生の目標や夢などから、将来必要な資金を計算し、金銭的な側面からライフ桜蘭の作成をアドバイスしてくれます。


FP相談窓口は様々あり、それぞれが特色を持っていますが、中でも筆者がおすすめするのはマネーキャリアの無料FP相談サービスです。 


マネーキャリアの無料FP相談サービスは、スマホ一つでお金や保険に関する悩みをすべて解決できるので、お金に関する質問を手軽にできます。


相談の予約はすべてLINE上で完結し、相談もZOOMなどを用いたオンラインの相談が可能です(もちろん対面も可能)。 


また、相談料は無料で何度でも利用可能です。


3000人以上の経験豊富なFPと提携しており、利用者の満足度は93%と圧倒的な高さを誇るマネーキャリアの無料FP相談が気になる方は、以下のボタンからチェックしましょう。

ライフプラン作成のための5ステップを解説!

ライフプラン作成のための5ステップは以下の通りです。

  1. 現在の家計収支状況、資産・負債の状況を把握する
  2. 自分の会社の平均給与などから将来の収入を見積もる
  3. 将来の生活でどれくらいの金額が不足するのか確認し貯蓄の計画を立てる
  4. FPに相談して自分の目的や目標に合った金融商品を提案してもらう
  5. FPに相談して定期的に「ライフプラン」を見直しする

自身の現状を把握して、どのぐらいの金額が不足するのかを考え、FPと一緒に「ライフプラン」を作成しましょう。


FPに相談する前に、自身の将来の考え方を理解しておくことが大切です。

ライフプランの見直しのタイミングとポイントを解説


この項目では、ライフプランの見直しのタイミングとポイントを解説します。


タイミングは以下の5つです。

  1. 転職
  2. 結婚
  3. 子供の出産
  4. 住宅購入
  5. 退職

それぞれのポイントについて解説していきます。

①転職するとき

転職するときには、入社する会社の平均年収を把握しておきましょう。


元々いた会社と次に就職する会社では年収に違いがあり、ライフプランを実現が不可能になる可能性があるからです。


加えて、個人型DC(個人型確定拠出年金)企業型DC(企業型確定拠出年金)への加入を検討したり、保険を見直したりする必要があります。

②結婚するとき

結婚するときには、個人のライフプランから夫婦でのライフプランに切り替えましょう。


貯蓄・資産運用計画を立てて、将来起こりうるリスクに備えるために保険の加入・見直しを行います。


自分が働けなくなったときに、配偶者の生活が守られるよう保障額の見直しが必要です。

③子供の出産のとき

子供の出産のときは、子供の教育費を残せられるように保険の加入・見直しはもちろんのこと、教育費を準備するための計画を立てる必要があります。


また、万が一の事態に備え、被保険者が一定期間内に死亡したときに保険金を一定額受け取れる「収入保障保険」の加入も検討しておきましょう。

④住宅購入のとき

住宅購入のときは、住宅ローンの返済計画を立てる必要があります。


一般的に住宅ローンを組む際に、団体信用生命保険への加入が義務付けられ、死亡・高度障がいになったときに残債が肩代わりされます。


ローンはなくなり、残された家族には住む家が残るので、死亡保障額を低くしてもいいでしょう。

⑤退職するとき

退職するときは、ポートフォリオを流動性の高い金融資産に組み替えておきましょう。


他にも年金受給額を確かめ、将来発生する医療費や介護費への備えが十分かどうかを再度見直しておく必要があります。


年金だけでは満足に生活できない場合もあるので、定年後の収入と支出をしっかり把握して、今後どうするべきかを考えるべきです。

補足:自分のライフプランを達成するために資金が足りない場合にやるべきこと


ライフプランを立てていくと、そのプランを達成するための資金が足りない場合もあります。


その場合には、以下4つの対策を講じましょう。

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 貯金をする
  4. 投資をする

それぞれ解説していきます。

①収入を増やす

本業でのキャリアアップを目指したり、副業を始めたりして年収を上げていきましょう。


ただし、仕事や育児などにより疲労が蓄積して、働けない状態になってしまうと元も子もないため、無理のない範囲での収入アップを目指すべきです。  

②支出を減らす

保険を見直したり、不必要なサブスクを解約したりして大きな支出を減らしましょう。 


電気をこまめに切ることや家族での外食を減らすことなどの節約も大切ですが、支出を大きく減らせないものは効果が薄く、また生きていく上での楽しみがなくなり疲弊しやすいので、「不必要+費用が大きい」ものから実行していくべきです。  

③貯金をする

20歳の頃から毎月1万円を貯金していくだけでも、65歳になる頃には540万円になります。 


まとまった資金があればライフプランを達成しやすくなるので、浪費せずに貯金をしておきましょう。

④投資をする

ハイリスク・ハイリターンの金融商品ではなく、長期投資を前提としたローリスク・ローリターンの「投資信託」で資産運用を行うことをおすすめします。 


個人型DCは原則60歳まで引き出せずに突発的な費用に対応できないので、流動性の高い金融資産と組み合わせてポートフォリオを構築していきましょう。

補足:老後資金に備えるためには50代からの対策が必要


定年後の生活に困らないようにするために、50代から老後資金に備えるための対策をとっておきましょう。


50代から準備しておけば、自分の専門分野を深めたり、開業して新しい仕事にチャレンジできたりする上に、まとまったお金を貯めやすくなります。


万が一、満足のいく資金を貯められなかったとしても、自分のスキルを磨いておけば新たな収入源を作り出すこともできるので、最低でも50代から準備を始めておくことが大切です。

老後資金の準備として資産形成・資産運用を長期で行う必要がある

若い頃から資産形成・資産運用を長期で行なっておくことで、身体に負担もなく効率的に資産を増やしていくことができます。


さらに老後資金として取り崩している間にも、残った資産を運用して少額でも増やすことができますので、早めに資産運用の知識を身につけ盤石な体制を整えておくべきです。

公的年金の繰り下げ受給で年金額を増やすことも視野に

公的年金の繰り下げ受給をすることで、1ヶ月遅らせるごとに0.7%も年金額を増やすことができます。


そのため、70歳から受け取りを開始すれば42%も増額できるのです。


繰り下げ受給で年金額を増やすことも視野に入れておきましょう。

補足②:100歳までの家計はキャッシュフロー表でチェック


ライフプランを実現するためにキャッシュフロー表を作成することをおすすめします。


キャッシュフロー表があることによって、お金の動きを数字で確認することが可能です。

将来の家計を予測してみよう

毎年の収入や支出をキャッシュフロー表に記入することで、将来手元に残る資金を大まかにチェックすることができます。


支出には毎月の生活費に加えて、予想されるライフイベントの費用も組み込んで、将来の家計を予測します。


キャッシュフロー表の作り方を解説!

キャッシュフロー表の作り方は、以下になります。
  1. 年齢を記入 
  2. ライフイベントを記入 
  3. 収入を年金も含めて記入 
  4. 生活費などの支出を記入 
  5. 年間の収支を計算貯蓄残高に記入
それぞれ解説していきます。


1.年齢を記入 


まずは、列に世帯主・配偶者・子供の名前を記入します。


その後に、行に現在の年齢から1歳刻み、もしくは5歳刻みで記入していきます。


2.ライフイベントを記入 


列にライフイベントの項目を作成し、子供の入学式や家族旅行などのイベントを書き込みましょう。


イベントにかかる費用に関しては、今後のライフプランに大きく影響してくるので記入し忘れないように注意しておく必要があります。


3.収入を年金も含めて記入 


次に、世帯主と配偶者の全ての収入を書いていきます。


世帯主と配偶者、合計の項目を列に作成し、全体の収入がどのぐらいあるのかを把握できるようにしておくことが大切です。


4.生活費などの支出を記入 


生活費や教育費、車両費、交際費などをそれぞれ項目を作成して記入していきます。


この時のポイントは、考えられる全ての支出をもれなく書くことです。


将来の支出は現在の支出をもとにします。


5.年間の収支を計算貯蓄残高に記入


最後に、収入合計と支出合計を差し引きして、収支を計算します。


この収支に前年の貯蓄を加えることで、現在の貯蓄残高を確認することが可能です。


将来のライフイベントにかかる費用と貯蓄残高を照らして、満足のいく額が貯まっていないのであれば家計を見直しましょう。


可視化したキャッシュフロー表を基に、どういった資産運用してライフプランを実現していくのかを考慮する考え方も必要です。


ライフプラン作成の考え方まとめ

この記事では、ライフプランの考え方や見直しのタイミングとポイント、ライフプラン・キャッシュフロー表の作成方法などについてお伝えしてきました。

  • ライフプランの考え方は、住宅資金や教育資金、老後資金などのライフイベントに備え、充実した人生を送ること
  • ライフプランを作成するためには、「1.現在の家計収支状況、資産・負債の状況を把握する」「2.自分の会社の平均給与などから将来の収入を見積もる」「3.将来の生活でどれくらいの金額が不足するのか確認し貯蓄の計画を立てる」「4.FPに相談して自分の目的や目標に合った金融商品を提案してもらう」「5.FPに相談して定期的に『ライフプラン』を見直しする」の5ステップを踏むこと
  • ライフプランの見直しは、「1.転職」「2.結婚」「3.子供の出産」「4.住宅購入」「5.退職」のタイミングで行う
  • キャッシュフロー表は、お金の動きを数字で確認してライフプランを実現するためのもの

ライフプランの考え方は人生を計画的に生きるために必要なものです。


どの程度のお金が必要なのか、どういった資産運用・節約をしてライフプランの実現を目指すのか、などを考えて行動することで将来の不安をなくすこともできます。


ぜひ、キャッシュフロー表・ライフプランを作成してみてください。