
住宅ローン4000万円・35年返済の月々返済額や総額をシミュレーション
変動金利で借りた場合
変動金利で借りた場合のシミュレーションを見てみましょう。
条件は以下の通りです。
- 借入金額:4,000万円
- 返済期間:35年
- 返済方式:元利均等返済
- ボーナス・頭金:なし
次からは、金利が変動した期間ごとにシミュレーションを行い、その結果を紹介します。
| 返済期間 | 0~4年目 | 5~9年目 (1回目の金利上昇) | 10~14年目 (2回目の金利上昇) | 15~19年目 (3回目の金利上昇) | 20~24年目 (4回目の金利上昇) | 25~35年 (5回目の金利上昇) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 金利 | 0.9% | 1.4% | 2.0% | 2.5% | 3.0% | 3.5% |
| 総返済額 | 46,644,881円 | 49,775,697円 | 52,575,549円 | 54,184,286円 | 55,165,507円 | 55,652,196円 |
| 合計利息 | 6,644,881円 | 9,775,697円 | 12,575,549円 | 14,184,286円 | 15,165,507円 | 15,652,196円 |
| 月々の返済額 | 111,059円 | 119,475円 | 128,450円 | 134,833円 | 139,944円 | 143,631円 |
※参照:借入額から月々の返済額シミュレーション|住宅ローン【フラット35】|楽天銀行
4,000万円・35年返済の住宅ローンを変動金利で組む場合、初期金利0.9%なら総返済額は約4,664万円、月々の返済額は11.1万円です。金利が段階的に上昇すると総返済額は約5,420万円に増え、利息は約1,420万円に増加、月々返済も約2.3万円上昇します。

<ワンポイントアドバイス>
変動金利だと月々の返済額はアップし、総返済額は約1,000万円ほど増えています。今回は一例として、金利を増やしてシミュレーションしました。実際には金利アップ割合はシミュレーションよりも増える場合があります。
5年ルールや125%ルールはありますが、変動金利で金利が上がれば、それだけ支払う利息は多くなり、元金の減るスピードが遅くなります。場合によっては、繰上返済で支払うと元金を早く減らせるので、35年返済の中で元金がなかなか減らないときは検討すると良いでしょう。
10年固定金利で借りた場合
| 10年目まで | 11年以降 | |
|---|---|---|
| 金利 | 1.92% | 3.15% |
| 月々返済額 | 130,868円 | 150,213円 |
| 総返済額 | 54,964,737円 | 60,768,194円 |
| 返済利息 | 14,964,737円 | 20,768,194円 |

<ワンポイントアドバイス>
10年固定金利だと、その10年間は金利が変わらないため返済計画が立てやすいです。仮に市場金利が上昇しても、その金利が上がった影響を受けません。もちろん、市場金利が下がってもローンの金利はもとのままです。
固定金利終了後は、変動金利か固定金利のどちらかを選べます。金利上昇のリスクがあるかどうかで、どちらの金利タイプにするか決めると良いでしょう。金利上昇のシナリオも考えておくと良いです。
全期間固定金利で借りた場合
10年固定金利で借りた場合と同条件にして、今度は全期間35年間を固定金利で借りた場合の返済額のシミュレーション結果※を見てみましょう。
| 金利 | 2.70% |
|---|---|
| 月々返済額 | 138,514円 |
| 総返済額 | 58,175,879円 |
| 返済利息 | 18,175,879円 |
※参照:借入額から月々の返済額シミュレーション|住宅ローン【フラット35】|楽天銀行
今回の結果では、返済総額は58,175,879円となっており、元金の4,000万円に約1800万円を超える金額の利息を支払っています。

<ワンポイントアドバイス>
完済まで固定金利だと、月々の金利が変わらないので返済計画が長期的に立てやすいです。将来的な金利上昇のリスクを考える必要がありません。
ただし、全期間固定だと、金利が高くなりやすく、その分支払う利息が増えます。早めに元本を減らすと、利息負担が少なくなります。お金に余裕があるときは、繰上返済を行うとよいでしょう。繰り上げ返済分は、すべて元金に充てられます。
あなたにぴったりの方法は?無料FP相談で最適な返済計画を立てよう

4,000万円という大きな金額の住宅ローンを35年返済で組む場合、月々の返済額や利息の総額は家計に大きな影響を与えます。金利タイプの選び方で、将来の支払い負担が大きく変わるため、借り入れ前の慎重な検討は欠かせません。
変動金利は初期の負担を抑えやすい反面、金利上昇リスクが伴います。一方、固定金利は安心感があるものの返済額は高めです。ライフプランや収入の見通しに合わせた計画を立てることで、将来の不安を減らし、安定した暮らしを実現できます。

<専門家からのアドバイス>
住宅ローンは「金利」「返済期間」「借入方法」の組み合わせによって返済額が変わり、一人ひとりに合った組み合わせがあります。自分だけで判断すると、無理のある返済計画や将来的なリスクを見落とすことも少なくありません。
そこで頼れるのが、FPに相談できるマネーキャリアです。マネーキャリアの無料相談を活用すれば、収入や支出、将来の教育費や老後資金などを考慮した上で、最適な返済プランを一緒に作成してくれます。
家を購入するときに専門家の視点を取り入れると、無理のない住宅ローンを組むことができます。

頭金なし・頭金ありの場合で月々返済額をシミュレーション
| 頭金なし | 頭金1割 | 頭金2割 | 頭金3割 | |
|---|---|---|---|---|
| 借入金額 | 4,000万円 | 3,600万円 | 3,200万円 | 2,800万円 |
| 頭金額 | 0円 | 400万円 | 800万円 | 1,200万円 |
| 月々返済額 | 122,473円 | 110,226円 | 97,979円 | 85,731円 |
| 総支払額 | 51,438,816円 | 46,294,873円 | 41,150,924円 | 36,007,093円 |
| 支払利息 | 11,438,816円 | 10,294,873円 | 9,150,924円 | 8,007,093円 |

<ワンポイントアドバイス>
頭金なしで借りたときは、借入額を全額返済するので、月々の返済額は高くなります。その反面、手元に現金を残せるので、引っ越しや家具購入などのお金を用意しておけます。返済不能にならないように、35年ローンの借り入れ前に返済の計画は立てておきましょう。
頭金ありだと、借入額を少なくできるので、月々の返済額や支払う利息を減らせます。場合によっては、優遇金利を受けることが可能です。ただし、急な出費に対応できない場合もあるので、ある程度のお金を確保したほうが良いです。
繰り上げ返済した場合の効果をシミュレーション
ここからは、繰上返済なし・5年後に100万円・10年後に100万円を期間短縮で繰り上げ返済した場合の、返済額についてシミュレーションを元にまとめます。
| 繰上返済 | なし | 5年後100万円 | 10年後100万円 |
|---|---|---|---|
| 借入金額 | 4,000万円 | 4,000万円 | 4,000万円 |
| 返済総額 | 51,516,494円 | 50,941,471円 | 51,054,368円 |
| 返済期間 | 35年 | 34年 | 34年1カ月 |
※固定金利1.5%、頭金・ボーナス払いなし、元利均等返済方式でシミュレーション
※参照:住宅ローン 繰上返済シミュレーション | SBI新生銀行
35年のローンの中で返済総額は、5年後に繰り上げ返済したときは約58万円ほど、10年後に行った場合は約46万円ほど減っています。この結果から、借り入れから早い時期に繰り上げ返済したほうが、それだけ返済する総額が減ることがわかります。繰り上げ返済は早く行うほど、効果的です。

<ワンポイントアドバイス>
繰り上げ返済の方法には、期間短縮と返済額軽減の2つがあります。35年の返済期間を短くして支払利息を少なくするのが期間短縮、月々の返済額を減らすのが返済額軽減です。支払う利息が多い借り入れ初期に行うと、返済の負担を減らす効果が高くなります。
金融機関によっては、繰上返済の手数料が発生するので、いくらかかるか確認しておきましょう。また、金利が1%以下の低金利ローンだと、繰上返済するよりも、資産運用にお金を回したほうがお得なときがあります。
住宅ローン4000万円・35年返済で後悔しないための注意点

4,000万円もの多額を、35年という長い期間をかけて返済していきます。返せなくなり後悔しないために、住宅ローンを利用する前には、以下の注意点を確認しておきましょう。
- 返済比率は手取り年収の20~25%以内を目安にする
- ペアローンや連帯債務はリスクを正しく理解する
- 居住後の維持費はいくらかかるかを把握しておく
返済比率は手取り年収の20〜25%以内を目安にする
35年で返済するときでも、返済比率を手取りの20~25%以内に収めるのが目安です。そこで、いくつかの年収で、返済比率25%以内になる金額はいくらかシミュレーションした結果を紹介します。
| 借入額 | 4,000万円 | 4,000万円 | 4,000万円 | 4,000万円 | 4,000万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 金利(固定) | 1.5% | 1.5% | 1.5% | 1.5% | 1.5% |
| 年収 | 300万円 | 500万円 | 725万円 | 900万円 | 1500万円 |
| 手取り (年収の80%) | 240万円 | 400万円 | 580万円 | 720万円 | 900万円 |
| 返済比率 | 61% | 36% | 25% | 20% | 16% |
返済比率25%以下になるのは、手取りが580万円以上の場合です。そのため、580万円の額面である年収725万円以上が理想と言えます。

<ワンポイントアドバイス>
返済比率が30%や40%になる借入額で35年返済の住宅ローンを組むのはリスクが高めです。できるだけ25%以内に収めましょう。それでも返済比率が高くなったときは、以下のようにして返済負担を減らしてください。
- 返済期間を延ばす
- 金利タイプを見直す
- 繰り上げ返済を行う
35年以上の期間で返済できる場合は、期間を長くすると返済負担が減ります。金利タイプを見直し、より低い金利にする方法もあります。また、固定費を見直して月々の出費を少なくし、返済しやすくするのも行える対策です。
ペアローンや連帯債務はリスクを正しく理解する
- 収入源:生活防衛資金を用意・就業不能保険や収入保障保険に加入
- 離婚:返済分担を明確にする、任意売却やリースバックも検討
- 団信が片方にしか適用されない場合:夫婦それぞれで団信・生命保険に加入

<ワンポイントアドバイス>
ペアローンや連帯債務はリスクが高めので、返済不能になったときを想定して対策しておかないといけません。万が一に備えて、生活防衛資金を確保しておきましょう。確保する金額は、1ヶ月の生活費の3~6ヶ月分程度※が理想です。
食費を削ったり保険を解約したりして、無理して生活防衛資金を用意する必要はありません。無理をすると、月々の家計を圧迫して生活が成り立たなくなる可能性があります。無理のない範囲で、お金を確保して生活防衛資金を貯めましょう。
居住後の維持費はいくらかかるかを把握しておく
住んでいる家は、次第に劣化し修繕が必要であり、税金や保険料もかかります。戸建てとマンションでの維持費の違いは以下のとおりです。
| 区分 | 戸建て (新築) | 戸建て (中古) | マンション (新築) | マンション (中古) |
|---|---|---|---|---|
| 維持費総額 (年間) | 30~50万円程度 | 30万円~40万円程度 | 30万~60万円程度 | 80万円前後 |
※当編集部調べ(2025年9月時点)
このような結果となっており、どのような建物でも年間での維持費は必要です。ただし、修繕費は外壁だと100~200万円などのように、修繕するときに発生します。
また、建物の状態でも修繕費は上下するので、表に記載の金額よりも修繕費が多くなる場合もあります。

<ワンポイントアドバイス>
家は古くなるほど設備も古くなるので、それだけ維持費が増えていきます。住めば住むほど、維持費は多くなると考えた方が良いでしょう。
修繕が必要なときに焦ってお金を工面するのではなく、少しずつ積み立てて準備しておきましょう。いくら修繕費がかかるか、事前に予想しておくと積立しやすいです。また、税金や保険は決まった金額となるので、その分も用意しましょう。
【まとめ】住宅ローン4000万円・35年返済の資金計画はFPに相談しよう

4,000万円のローンを35年で返済すると、月々の返済額は10万円以上にもなります。返済の負担を減らすときには、早めに繰り上げ返済を行うと月々の負担を減らせます。無理なく返すために、返済のための資金計画を立てておきましょう。
はじめての住宅ローンでは、資金計画は立てにくいものです。そこで、どのような計画にするか、FPに相談して決めるとスムーズに計画が立てられます。
マネーキャリアはFPに相談できる窓口です。専属のFPが最後まで責任を持ってサポートし、相談者の収入や借入希望額、生活状況に応じて、的確な資金計画を立ててくれます。返済で困らないために、ローンを組む前にマネーキャリアで相談してください。


