ライフイベントとは?ライフイベントの費用やライフイベント表を解説

ライフイベントとは?ライフイベントの費用やライフイベント表を解説
「ライフイベントとは?」「ライフイベントにかかる費用ってどのくらい?」こんな疑問を持つ方は多いです。そこで本記事では、ライフイベントとは何か、ライフイベントごとにかかる費用、年代別のライフイベント、ライフイベント表の作成はFPに相談すべき理由をまとめました。
監修者「谷川 昌平」

監修者谷川 昌平ファイナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!

ライフイベントとは?ライフイベントごとにかかる費用は?

こんにちは。マネーキャリア編集部です。 


先日、20代の女性の友人からこんな疑問を寄せられました。

そもそもライフイベントとは何だろう…?結構お金かかったりするのかな…?

このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。


そこで本記事では、

  • ライフイベントの意味
  • 年代別のライフイベントとかかる費用
  • 女性のライフイベントについて

など、老若男女問わず、ライフイベントについてわかる記事になっています。ぜひ最後までご覧ください。


マネーキャリアでは、お金に関する記事が数多くありますので興味のある方は合わせてご覧ください。 

ライフイベントとは「人生で起きる大きな出来事」のこと


ライフイベントの意味は単純です。


「ライフ」「イベント」と分ければ、誰でも想像がつくでしょう。

人生で起こる様々な出来事のことです。


ライフイベントと表現する場合は、その中でも「大きな出来事」だけを指しています。


すなわち、ライフイベントとは「人生で起こる大きな出来事」のことを言います。

主なライフイベントを年代別に解説!


「人生で起こる大きな出来事って、なんだろう?」


と疑問に思った方へ、主なライフイベントを年代別に解説していきます。


近年は様々な生き方、考え方も増えたため、このライフイベントが全員に起こると断定はできませんが、一般的なライフイベントとして解説します。

【20代前半】就職活動費

最初に起こる大きなライフイベントは、就職です。

就職には、就職にかかる費用と一カ月の生活費に分かれますので、順番に解説します。


①就職にかかる費用

就職にかかる費用は以下の2つです。

  1. 就活費用
  2. 新生活のための準備費用
就活費用は、2019年の株式会社ディスコ(キャリタス就活)の調査結果によると、平均136,867円になります。

内訳は以下の通り。

費目金額
リクルートスーツ等36,375円
交通費62,407円
宿泊費11,663円
新聞、書籍6,734円
備品8,848円
有料講座受講費7,117円
その他諸経費3,724円
合計136,867円
実際には、個々の就活によって金額は大きく変わります。
  • 都心部で就活or現住所に近い場所で就活:費用少ない
  • Uターン就活or現住所から遠い場所で就活:費用多い
上記のような傾向がありますので、東京での就職を目指す地方在住の方は上記の倍程度の費用は見込んでおいた方が安心でしょう。

新生活のための準備費用は、個々の状況によって大きく異なります。
以下のような場合は、そこまで大きな金額は必要ありません。
  • 会社の寮に入る
  • 家賃補助がある(会社契約のマンションorアパート)
  • 引っ越し補助がある
  • そもそも実家から通う
今回は、一般的な新生活にかかる費用のみ解説しますので、会社からの補助がある場合は差し引いて考えてください。

家賃は7万円と仮定します。
費目金額
敷金・礼金70,000円
仲介手数料35,000円
火災保険料20,000円
引っ越し費用100,000円
家具・家電 150,000円
合計375,000円

補助がない場合、40万円近い出費になってしまいます。

②一カ月の生活費

入社以後は、生活費がかかります。
実家暮らしの方は余裕ですが、一人暮らしの方はかなり苦しくなります。


総務省統計局の「家計調査年報」によると、2020年の単身世帯の生活費は以下の通りです。

費目金額
食費38,257円
住居20,948円
水道光熱費11,686円
家具・家事用具5,293円
被服費4,692円
保険医療7,029円
交通・通信費18,217円
教養・娯楽費14,542円
その他28,932円
合計150,506円
「住居2万円ってどうなってるんだよ!」と言いたい方が多いでしょう。

住居費が2万円になっている理由は、家賃を払っている世帯の割合が35%程度しかいないからです。

全く実態を把握できない数値になっています。

実際の生活費は家賃7万円と仮定すれば20万円程度が必要となり、新入社員の給与では赤字確定です。
  • 自炊して食費を削る
  • 格安SIMを使って通信費を減らす
  • 余計なものを買わない
  • なるべく飲み会は行かない
等、節約が必須になります。

【20代後半から30代前半】結婚・子育て

就職してしばらく経つと、結婚や子育ての適齢期です。

細かく分けると、以下のような出費が想定できます。

  • 結納・結婚・新婚旅行・新生活までにかかる費用
  • 結婚後の新生活にかかる初期費用
  • 結婚後二人暮らしの生活費
  • 出産準備に必要な費用 
  • 出産時に必要な費用 
  • 子育てにかかる年間費用
順番に解説します。

①結納・結婚・新婚旅行・新生活までにかかる費用

結婚~2人の新生活が始まるまでに、様々な費用がかかります。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ」によると、結婚関連でかかる費用は以下の通りです。

費目
金額(平均)
挙式、披露宴・披露パーティー357.5万円
結納や新婚旅行など109.5万円
合計467万円

一方で、結婚式でのご祝儀や親族からの援助が入る可能性は高く、費用は下記の通りになります。

費目金額(平均)
ご祝儀232.8万円
親・親族からの援助174.5万円
合計407.3万円
親族からの平均的な援助が期待できる場合は60万円程度の負担で済みます。
援助がない場合は、230万円程度の資金が必要です。

②結婚後の新生活にかかる初期費用

結婚したら2人で住みますので、お互いが引っ越す必要があります。
家賃補助がある企業とない企業で大きな差がありますので、今回は補助がない例で解説します。

月10万円の家賃と想定した場合、かかる初期費用は下記の通りです。
費目金額
敷金・礼金100,000円
仲介手数料50,000円
火災保険料40,000円
引っ越し費用120,000円
家具・家電779,000円
合計1,089,000円

家具・家電は、新たに買うと高くなりますので、一人暮らし時代に使っていたものをうまく流用できれば出費ももっと抑えられます。

ただ、結婚すると自分の意思だけでは決められませんので、双方の合意が必要になる点は注意です。

③結婚後二人暮らしの生活費

二人暮らしの生活費は、一人暮らしの生活費と比べて一人当たりの負担は減ります。
一人暮らしの場合と同様、総務省統計局の2020年「家計調査年報」を参照します。

30~34歳の二人世帯・勤労者世帯の生活費は以下の通りです。

費目金額
食費66,098円
住居31,233円
水道光熱費18,336円
家具・家事用具13,328円
被服費10,586円
保険医療12,707円
交通・通信費49,658円
教育・教養・娯楽費28,503円
その他39,854円
合計270,302円
単身世帯と同様、家賃を払っていない世帯も含まれるため、実際の生活費は34万円前後を想定しておくべきでしょう。

共働きであれば余裕を持って生活できます。

④出産準備に必要な費用

妊娠した場合は、出産準備費用が必要です。
ただ、そこまで費用はかかりません。

少し古いデータになりますが、内閣府が実施した平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査によると、平均の出産準備費用は66,000円です。

⑤出産時に必要な費用

出産に関して費用がかかるのは、準備時より出産時になります。

公益社団法人 国民健康保険中央会が実施した「出産費用 平成28年度」によると、かかる費用は以下の通りです。
費目金額
入院料
112,726円
分娩料254,180円
新生児管理保育料50,621円
検査・手当料等
27,687円
室料16,580円
産科医療補償制度15,881円
その他28,085円
合計505,759円
かなり高額ですが、夫が会社員・公務員で、扶養を受ける方には出産育児一時金が用意されています。
金額は42万円となり、病院に直接支払う制度もあるので、50万円を用意する必要はありません。


共働きの場合でも、妻が会社員・公務員であれば出産手当金を受け取れます。
過去1年間の給与を基準として、下記条件に従い支給されます。
  • 給与の2/3の金額(日割り計算)
  • 最大で出産以前の42日間、出産後の56日間休んだ分
一時金や手当金を活用することで、大幅に出費は抑えられます。

⑥子育てにかかる年間費用

出産後は、子育てに入ります。
教育費がかかることは言うまでもありませんが、食費等も含めると莫大な費用が発生します。

  • 0歳:931,246円
  • 1歳:878,040円
  • 2歳:942,715円 
  • 3歳:1,040,577円 
  • 4歳:1,197,116円 
  • 5歳:1,159,523円 
  • 6歳:1,215,243円 
  • 7歳:1,112,082円 
  • 8歳:1,059,791円 
  • 9歳:1,131,097円 
  • 10歳:1,152,088円 
  • 11歳:1,235,483円 
  • 12歳:1,269,053円 
  • 13歳:1,527,873円 
  • 14歳:1,531,521円 
  • 15歳:1,611,802円
合計で1900万円近くかかります。実際は高校、大学まで進学するのが一般的ですので、22歳までと考えると3000万円以上は想定しておくべきでしょう。

【30代後半から40代前半】子育て・住宅購入

子供が大きくなっていくにつれて、住宅購入等も視野に入っていきます。

並行して学費の負担も重くなるので、家計は大変な時期です。

  • 幼稚園から高校卒業までの年間の学費 
  • 子供の習い事にかかる年間の費用 
  • 塾や家庭教師にかかる年間の費用 
  • 大学進学にかかる費用 
  • 住宅の平均購入額 
  • 住宅ローンの平均額・平均負担率
項目ごとに解説します。

①幼稚園から高校卒業までの年間の学費

高校までの学費等については、文部科学省が実施した平成26年度「子供の学習費調査」を参照します。

区分公立年間学費
私立年間学費
幼稚園222,264円498,008円
小学校321,708円
1,535,789円
中学校481,841円1,338,623円
高校(全日制)409,979円995,295円
上記は年間学費のため、通う年数分かかります。

全て私立に通った場合は総額約1,770万円公立の場合は総額約523万円が必要です。

②子供の習い事にかかる年間の費用

習い事は小学校がピークで、中高と年齢が上がるにつれて塾や家庭教師にシフトしていきます。

全体的に公立より私立に通う子供の方が、習い事にかかる費用も高くなる傾向があります。
区分公立年間費用私立年間費用
幼稚園61,998円110,074円
小学校132,439円302,242円
中学校68,651円117,451円
高校(全日制)32,498円50,508円

③塾や家庭教師にかかる年間の費用

塾や家庭教師にかかる費用は、公立では中学校、私立では小学校がピークになります。
私立は学費が高い分学内での教育が充実している影響からか、中学校は公立より安くなります。

とはいえ、その差は微々たる金額ですので、トータルでは私立の方がお金がかかることは間違いないです。
区分公立年間費用私立年間費用
幼稚園9,097円13,367円
小学校68,215円249,486円
中学校226,072円162,230円
高校(全日制)109,353円161,608円

④大学進学にかかる費用

大学進学は、更に大きな金額が必要です。
実家から通う場合(自宅生)と一人暮らしして通う場合(下宿生)でかかる金額も異なります。

大学進学にかかる支出、収入については、日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査結果」を参照します。

<自宅生平均>
・年間支出
区分学費等生活費
支出合計
国立711,200円388,100円1,099,300円
公立724,600円374,200円
1,098,800円
私立1,369,400円400,200円1,769,600円
・年間収入
区分家からの援助奨学金・アルバイト収入合計
国立
608,700円575,800円1,184,500円
公立585,800円600,000円1,185,800円
私立1,077,400円754,700円1,832,100円
実家から国立大学に通う場合でも、年60万円、4年分と考えて240万円は確保しておかないと厳しくなります。

<下宿生平均>
・年間支出
区分学費等生活費支出合計
国立623,700円1,090,900円1,714,600円
公立626,700円1,022,700円1,649,400円
私立1,374,500円1,016,000円2,390,500円
・年間収入
区分仕送り奨学金・アルバイト収入合計
国立1,151,600円629,200円1,780,800円
公立987,800円746,800円1,734,600円
私立1,659,100円747,100円2,406,200円
下宿の場合は、国立大学でも4年で460万円は確保しておく必要があります。

上記学費とは別で、1回限りですが30~40万円の入学金もかかります。

⑤住宅の平均購入額

人生で最も大きな買い物が住宅です。
特に日本では新築信仰が強く、住宅にかかる支出は莫大なものになります。

住宅に関する費用は、住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」を参照します。
種別金額(全国平均)
マンション4,545万円
土地付注文住宅4,397万円
注文住宅3,534万円
建売住宅3,495万円
中古マンション2,971万円
中古戸建2,480万円

⑥住宅ローンの平均額・平均負担率

一番安い中古戸建でも2,480万円なので、ローンなしで購入できる人はほとんどいません。
ほぼ100%に近い方が住宅ローンを組んで家を建てています。
種別住宅ローン(月額)平均負担率
マンション123,100円21.7%
土地付注文住宅 119,500円24.1%
注文住宅94,400円20.8%
建売住宅100,300円23.1%
中古マンション 85,600円19.6%
中古戸建74,100円19.7%

負担率については25%未満が目安になっていますが、20%以内に収めておくと、急な収入源でもある程度対応できます。

【40代後半から50代】

40代後半から50代は、子供に関する支出が残る家庭もありますが、徐々に独り立ちしていき教育費もかからなくなります。


住宅ローンの返済も、折り返しに入っていきます。


「ちょっとは出費も落ち着くかな…」と考えてしまう方がいますが、残念ながらそうはいきません。

  • 子供の結婚
  • 親の介護
  • 親の相続
等、お金に絡む話は途切れることがありません。

相続に関しては、現金や有価証券などの換金性の高いものばかりなら良いのですが、実家や土地が多いと相続税を持ち出しで払わなければならないこともあります。

【60代以降】退職・セカンドライフ

60代以降は、退職とセカンドライフが待ち構えています。

働いていた時と比べて収入が減るため、前持った準備が必要です。


①セカンドライフの生活費

シニア夫婦(夫65歳以上、妻60歳以上)の場合の平均的な生活費は以下の通りです。
数値に関しては総務省「家計調査 家計収支編」を参照します。

費目金額
食料62,432円
住居17,500円
光熱・水道20,385円
家具・家事用品8,641円
被服・履物6,975円
保険・医療15,405円
交通・通信27,286円
教育・教養娯楽26,070円
その他消費支出59,170円
税金・社会保険31,842円
合計275,706円
年金などの収入は、年収400万円程度の会社員+専業主婦と仮定すると21万円前後と考えられますので、6万円前後が不足する計算になります。

ただ、共働き夫婦であれば年金だけで9割以上は賄える計算です。


②ゆとりある老後の生活には月35万以上必要

「私の家庭は共働きだし、それなら老後の備えもそこまで要らないかな」
と安心している方。

本当に上記の支出で生活できますか?
2人で27万円ということは、1人当たり13.5万円しか使えません。

実際に、そこまで慎ましく暮らしている方は少ないのではないでしょうか?

生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(令和元年度)によると、ゆとりのある老後生活を送るための費用は月36.1万円という結果が出ています。

  • 旅行・レジャー
  • 趣味
  • 日常生活の充実
等を中心に、「もっとお金を使って楽しみたい」と考えている方が多いです。

毎月36万円を使い続けるとすると、これだけの費用が持ち出しになります。
  • 平均年収の共働き夫婦:毎月9万円前後
  • 平均年収の夫/妻+専業主婦/夫:毎月15万円前後
さすがに80代以降も元気に何度も旅行、というのは非現実的かもしれません。

それでも、65歳で退職して70歳までこの生活を続けるとして、共働き夫婦で540万円、専業主婦/夫の家庭で900万円の資金が必要です。

③介護が必要になった場合の費用

個人差がありますが、病気やケガで思うように動けなくなり、介護が必要になる場合も想定されます。

要介護状態になると、以下の費用が必要です。
  • 介護ベット又は住宅のリフォーム
  • 老人ホームへの入居費用
介護ベット又は住宅のリフォームは平均80万円、老人ホームへの入居費用は月々の自己負担額が平均7.9万円となっています。

参考:「生命保険に関する全国実態調査」生命保険文化センター

主なライフイベントにかかる費用を紹介!


ここで、改めてライフイベントごとにかかる費用をまとめて紹介します。


ライフイベントにはかなりの費用が掛かります。


自分にハイツ度のライフイベントが来るのか、いつまでにどれくらいの貯金額が必要なのかなどは早めに把握しておきましょう。


①就職活動費【約14万】

就職活動費は約14万円です。


内訳は先ほど表で出しましたが、改めて下記に記載します。

費目金額
リクルートスーツ等  36,375円
交通費62,407円
宿泊費11,663円
新聞、書籍6,734円
備品8,848円
有料講座受講費7,117円
その他諸経費3,724円
合計 136,867円

UターンやIターン就職を考える方は、もう少し多めの金額で見ておいた方が良いでしょう。

②結婚費用【約467万】

結婚費用は約467万円です。

  • 挙式、披露宴・披露パーティー:357.5万円 
  • 結納や新婚旅行など:109.5万円
このうち、結婚式でのご祝儀が230万円程度は見込めるため、親族からの援助が全くなくても実質的な支出は230万円程度で済みます。

親族からの平均的な援助があれば、実質的な支出は60万円前後です。

③出産費用【約51万】

出産費用は約51万円です。

出産は基本的に保険適用外のため、意外とお金がかかります。


ただ、ご自身又は夫が会社員・公務員であれば、以下の補助が受けられます。

  • 夫が会社員・公務員の場合:出産育児一時金
  • 妻が会社員・公務員の場合:出産手当金

最終的には補助で十分賄える計算です。

④教育費【約1,049万】

教育費は、高校まで公立、大学を私立文系と仮定すると約1,049万円です。

全て国公立ならもっと安く済みますが、国公立大学に入るだけの学力が付くかは未知数ですので、これくらいは見込んでおくべきでしょう。


  • 高校までの学費:約523万円
  • 私立大学(文系)の学費:約526万円
私立大学の場合、学校によって学費は年10万円~20万円程度変わるため、あくまで目安として考えてください。

大学生なら奨学金・アルバイトである程度お金は補填していくと思いますが、高校まではそれも難しいので800万円程度の支出は見込んでおいた方が良いでしょう。

⑤住宅購入費【約3,3340万】

住宅購入費は約3,340万円です。

住宅に関しては、どのタイプを選ぶかで全く金額が変わっていきます。

  • 新築マンション、土地付き注文住宅:平均より高い
  • 中古住宅(戸建、マンション):平均より安い
1,000万円程度の差は生まれますので、家計に余裕がない方は中古も検討すべきでしょう。

日本は新築信仰が強すぎるため、新築なら4000万~6000万円程度かかるような住宅でも、中古なら2000万円~3000万円になってしまうことがよくあります。

ローンの負担も考えれば、1500万円程度は負担を軽減できます。

⑥老後の生活費【約26万】

老後の生活費は、平均的な支出と考えて約26~27万円です。


ゆとりある老後生活を実現するためには35~36万円が必要という調査結果も出ていますので、セカンドライフをどう楽しむかによって用意する金額も変わってくるでしょう。

⑦介護費用【約17万】

介護費用は、厚生労働省「平成29年度 介護給付費等実態調査の概況」によると、毎月約17万円です。


介護保険が導入されているため、実際の負担額は1割~3割になります。

老人ホーム等に入居する場合は、施設の自己負担も追加で必要です。

⑧緊急時にかかる資金【約60万】

緊急時に備える資金として、約60万円程度は確保しておいた方が良いでしょう。


公務員は滅多に緊急事態など起きませんが、会社員なら急な減給・倒産はあり得ます。

その際に失業保険等がありますが、給付されるのは手取り月収の6割程度です。


自己都合で退職した場合は、失業保険は3か月後にしか給付されません。

そのため、最低でも3か月分の生活費は確保しておくべきです。


毎月の生活費を20万円と仮定した上での60万円ですので、自分の生活費に合わせて計算してください。

ライフイベント表の例を紹介!


将来のライフイベントを考えると、


「こんなに沢山のライフイベント、いちいち覚えていられないよ!」

「金額が大きすぎてイメージがつかない」


など、混乱してしまう方も多いようです。


そんな皆さんのために、ライフイベント表というものがあります。

そこまで堅苦しいものではなく、Excelに

  • 横軸:年次
  • 縦軸:家族構成、ライフイベント
を入れるだけで完成します。
例えば、夫婦と長男、長女の4人家族の場合は下記のようになります。

項目/年2020年2021年2022年2023年
夫:年齢34353637
妻:年齢34353637
長男:年齢5678
長女:年齢2345
ライフイベント(金額)長男幼稚園入園
(66万円)
住宅購入
(3,340万円)
長男小学校入学
(192万円)
意外と簡単にできますので、是非やってみてください。

参考:女性のライフイベントを考える


ライフイベントを考える上で、男性と女性は大きく異なります。


男性は、就職してからは転職などがあったとしても、基本的には「労働」が軸になります。結婚してもさほど変わりません。


一方、女性は出産という大きなライフイベントを軸に、様々考えさせられる機会が訪れます。


そんな女性のライフイベントを考えていきます。

【独身期】仕事やキャリアアップについて考える

独身の時期は、男性とさほど変わりません。


20代後半になり仕事にも慣れてくると、キャリアアップについて考えていくようになります。

さらなるキャリアアップを求めて、転職を考える女性もいるでしょう。


キャリアアップ以外では、将来の結婚や出産について考える時期でもあります。

【結婚・妊娠・出産】仕事と子育ての両立を考える

結婚を機に、男性と女性のライフイベントは大きく変わります。


男性は家庭を持ち順調に働いていく一方、女性は妊娠・出産・子育てとライフイベントが目白押しです。


仕事で責任あるポジションを任される時期に差し掛かる一方、家庭との両立を選択した女性は独身期のような働き方は難しくなることも多いです。


近年は共働きも珍しくありませんので、

  • 夫の協力を得る
  • 理解ある職場へ異動してもらう
  • 理解ある会社へ転職する
等、周りに頼ることも必要になっていきます。

【育児】育児が落ち着いたら

出産直後は大変な子育ても、小学校入学以後はある程度落ち着きます。

これ以後は、人によって選択は分かれます。

  • 独身期のようなキャリアアップを再び志向する
  • 自分の時間を優先するパートを選ぶ
それぞれメリットがありますし、合う合わないもありますので、夫と話し合ったうえで進みたい道を歩んでいくのが良いでしょう。

女性の労働力人口の変化を解説

ライフイベントに正解はありませんが、日本の女性はどのように考えているのでしょうか。


女性の労働力人口の変化を見ることで、ライフイベントに対する女性の考え方が垣間見えてきます。


ここでは、厚生労働省「平成 30 年の働く女性の状況」を参照して解説していきます。

結婚や出産を機に仕事をやめる女性は多い

政府が「女性活躍推進」を謡い始める前から、女性の労働者は増加し続けています。

  • 1990年(平成2年):2593万人
  • 2018年(平成30年):3014万人
簡単に言ってしまえば、専業主婦を選ぶ女性が毎年減り続けているということです。

ただ、結婚や出産を機に仕事をやめる女性がいなくなったわけではありません。
年齢別の労働力率を見ると、結婚や出産する年齢と考えられる30歳前後を境に減っているのが確認できます。
  • 25~29歳:83.9%
  • 30~34歳:76.9%
  • 35~39歳:74.8%
独身女性の30~34歳の労働力率は90%なので、大きな開きがあるのは事実です。

日本は他の先進国と異なり、
  • いまだに男性の育休が取りにくい風潮
  • 男性が働き、女性が家事をして支えるという古い文化
このような時代遅れの文化・習慣が根強く残っているのが影響しています。

出産・育児後の女性の働き方とは

出産や育児後の女性の働き方は、夫や会社の理解によってもっと多様性が生まれると考えられます。


2020年より流行している新型コロナウイルスの影響もあり、新しい働き方が受け入れられつつあります。

  • フルリモートワーク
  • 週休3日制の導入
  • 副業規制の撤廃
今までのステレオタイプな出勤は、時代遅れです。

更に、夫が勤める会社が経営不振になる例も出ています。
画一的な「仕事を辞める/辞めない」「正社員として復帰する/しない」などといった考え方ではなく、もっと柔軟な働き方を認める企業は多数存在します。

女性の皆さんも、幅広い視野を持って将来を考えてみてはいかがでしょうか。

ライフイベント表の作成にはFPへの相談がおすすめ


ここまでライフイベントの一覧や、ライフイベントにかかる費用、ライフイベント表の作り方について解説してきました。


とはいえ、


ライフイベントにかかる費用は人によって違うはず。。。ライフイベント表も自分に最適なものを作りたい。。。

このような心配をされる方も多いでしょう。 


その心配は正しく、ライフイベント表の作成に関しては筆者もお金のプロであるFPに相談するべきだと考えています。


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まとめ:ライフイベントの作成はプロに相談するのが良い

ここまで、ライフイベントについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

本記事では、

  • ライフイベントの種類と費用
  • ライフイベント表について
  • ライフイベントは誰に相談すべきか
などを解説しました。

改めて冒頭の疑問にお答えすると、

「ライフイベントとは、人生に起こる大きな出来事のことで、女性は特に結婚・出産による影響が大きくなる。男女問わず、ライフイベントにかかる費用は莫大なので、ライフイベント表に基づいた計画性をもった準備が必要」

となります。

FP(ファイナンシャルプランナー)はお金や家計管理、ライフイベント/プラン作成のプロです。

1人で抱えていても分からないことは多いと思いますので、プロに相談するのがオススメです!