【徹底比較】学資保険とドル建て保険どちらが教育資金の準備に良い?

【徹底比較】学資保険とドル建て保険どちらが教育資金の準備に良い?
「子供の教育資金を準備したいのだけれど、学資保険とドル建て保険のどちらがいいの?」このような悩みを持っている方は多いでしょう。そこで本記事では、学資保険とドル建て保険のメリットデメリット、学資保険とドル建て保険それぞれ加入すべき人の特徴などをまとめました。
監修者「谷川 昌平」

監修者谷川 昌平ファイナンシャルプランナー

株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。メディア実績:<テレビ出演>テレビ東京-テレ東「WBS」・テレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!

学資保険とドル建て終身保険どちらが教育費を貯めるのに適している?

こんにちは、マネーキャリア編集部です。


子どもの成長は早いものですよね。将来どんな道を選び、生活していくのだろうか。子どもの将来を楽しみにしている反面、やはり不安はつきものです。


事実、子育てをする上で多くの親が抱える不安が経済的な問題。中でも大学や短大、専門学校といった教育費に対して不安を覚える親たちも少なくありません。 


日本政策金融公庫によると、高校入学から大学を卒業までにかかる子ども一人当たりの教育費は約965.1万円という調査結果が出ています。


  • 将来の進学のために今のうちから教育費を貯めておきたい… 
  • 学資保険とドル建てがいいとは聞いたけど、どっちがいいんだろう… 


今回は「学資保険とドル建て終身保険どちらが教育費を貯めるのに適しているか?」をテーマに解説していきます。 


「教育費についてはまだ全然考えていない」 という方にも教育費について考えるための第一歩のお手伝いになれば幸いです  

【比較】学資保険とドル建て終身保険両者にメリット・デメリットがある!


教育費の貯蓄と聞いて「学資保険」がピンとくる人も多いのではないでしょうか?


 学資保険は一定の保険料を払うことで、子どもの将来の入学金や授業料などの教育費を事前に準備しておく保険です。


教育資金の貯蓄手段は学資保険の他にもさまざまですが、近年ではドル建て終身保険も人気が高まっています。


 まずは学資保険とドル建て終身保険、両者のメリット・デメリットについて解説していきます。   

学資保険のメリット

学資保険のメリットとしては、
  • 貯蓄性
  • 万一の場合の保険料支払い免除
の二つがあります。

①貯蓄性が高い 


学資保険は貯蓄性の高い保険です。


毎月決まった額を支払っているため、自分たちの預貯金とは分離して貯蓄を行うことができます。


教育費を預貯金から賄おうとすれば、家賃や日常生活費などの費用により、なかなか貯蓄計画を立てられません。


また、いざとなって教育費が全然足りないということも考えられます。 


学資保険ではいわば強制的に貯蓄することになります。

「今月は使いすぎたからやめておこう」ということはできないため、確実に教育費が貯蓄できます。 


②契約者に万一のことがあれば保険料の支払いが免除に


契約者(親)に万一のことがあればその後の保険料の支払いが免除されます。


家族にもしものことがあると、とても学資保険まで手が回らなくなる可能性は高いでしょう。


生活費を捻出することで精一杯となり、子どものための積み立てができないことが考えられます。


学資保険であれば後のことを気にする必要もありません。 


保険料の支払いは免除になりますが、保障は継続して行われ、満期での保険金の受け取りをしっかり行うことができます。 

学資保険のデメリット

学資保険のデメリットとしては、
  • 元本割れリスク
  • 満期まで保険金が引き出せない
の二つががあります。

①中途解約は元本割れの可能性も


学資保険を中途解約する際、元本割れのリスクがあります。


  • 払込期間を長めに設定している
  • 小学校や中学校などの入学時に祝い金が支給されるような保障に加入


など返戻率を低下させる要因があるからです。 


せっかく多額の保険料を支払ってきたのだから、少しはプラスになって戻ってきてほしいですよね。


払込期間を短期にしたり、保障より貯蓄を重視したりと返戻率の高くなるような工夫、学資保険選びが大切です。 


②満期まで保険金は引き出せない


基本的に保険金は満期までは引き出せないようになっています。


途中で学資保険を解約すれば支払いした分の保険料は返ってきますが、まるまる全額というわけではありません。 


契約している年数でも返ってくる金額は違ってきますが、基本的に学資保険は満期までを前提に考えられています。


そのため、契約から解約までの期間が短いほど解約時の返金は少なくなってしまうので、明らかに損してしまうことがわかりますね。 


急にまとまったお金が必要になることも想定して、学資保険と預貯金はしっかり区別して考える必要があるでしょう。 

ドル建て保険のメリット

ドル建て保険のメリットとしては、
  • 金利の高さ
  • 留学費用に使える
  • 選択肢が自由
  • 為替の変動によって得になる場合がある
等があります。

①ドル建て保険は学資保険の一時払いよりも高い金利が多い


ドル建て保険は学資保険と比較して金利の高さが魅力です。

つまり、解約時の受け取り金額がさらに増える可能性があります。 

日本では現在低金利が叫ばれている中、やはり円で積み立てを行なっていこうにも一向に資金が増えていきません。

その点、ドルであれば高い金利水準をキープしていますので、利回りも円と比べれば期待が持てます。 

②ドル建て保険はドルで保険金を受け取れるので留学費用に使いやすい


ドル建て保険は必ずしも円で受け取らなければならないわけではありません。

積み立てしている通貨、ドルでも受け取れます。 

ドルが必要なケースといえば、海外留学です。

海外留学は昔と比べハードルも低くなり、大学生の3分の1は留学した経験があるという報告もあるくらい一般的になってきました。

子どもが留学を希望することになれば、保険金をドルで受け取ることで留学費用としてそのまま充てることが可能です。 

③ドル建て保険は学資保険よりも自由な選択を取れる


ドル建て保険は学資保険よりも選択の自由にあふれた保険です。
学資保険とは違い…

  • 加入のための年齢制限がない
  • 満期がない

学資保険が年齢制限や年齢による返戻率の低下がある一方、ドル建て保険は加入制限や加入年齢で返戻率の影響を受けることがありません。

また、ドル建て保険には満期もないため、解約のタイミングを自分で判断することができます。

④保険金受け取り時に契約時よりも円安になっていると受け取り額も増える


保険金の額はその時の為替変動によって増減します。 

上記で紹介したように、解約のタイミングは自分で判断が可能ですので、円安になったところを見計らうことで受け取り額を増やせます。 

ドル建て保険のデメリット

ドル建て保険のデメリットとしては、
  • 為替変動リスク
  • 解約タイミングの制限
  • 支払保険料の変動
  • 早期解約の際の解約返戻金の少なさ
等があります。

①ドル建て保険は為替変動のリスクを受けやすい 


ドル建て保険は為替変動のリスクを受けやすいです。

為替相場が「ドルより円の方が価値が低い」という流れになれば、円高となり保険金の受け取り額は減ることになります。 

ドル建て保険は固定金利とは違い、為替相場の流れ次第なところもあるので、現段階での将来の受け取り額はかなり曖昧です。 

②ドル建て保険は解約するタイミングに制限がある 


保険金の受け取り金額が減る可能性がある以上、解約するタイミングには制限があるといえます。

為替相場が円高であれば「解約は見送ろう…」と考えるのが一般的ですよね。誰しも損することがわかっているのに、実行に移すのはなかなか気が進まないものです。

しかし、解約に躊躇していれば必要な時に資金が手元にないといったことも考えられます。 

③保険料の支払額が変動する場合がある 


毎月の保険料の支払額が変動する場合があります。

ドル建て保険の保険料の支払いはドルをベースに決められるのです。そうなれば当然、為替相場の影響を受けることになるので、保険料の支払額は毎月上下してきます。

為替相場が円安の時は普段より多く保険料を支払う可能性も出てくるのです。 

④早期解約した場合解約返戻金が少ない


ドル建て保険は学資保険に比べるとさらに早期で解約した場合の返戻率は低くなる傾向にあります。 

ドル建て保険には保障や積み立てたお金の維持などの諸費用がかさみがちになるからです。当然のことながら円からドル、ドルから円といった換金にも手数料がかかることになるでしょう。 

また、解約後の保険金の受け取り時に円高であれば、追い討ちをかけるように受け取れる保険金は少なくなってきます。 

【比較表】ドル建て保険と学資保険の比較

ドル建て保険と学資保険、双方のメリットデメリットを解説しました。


どちらも一長一短ありますが、子どもの将来を考える上では魅力的な保険であることに変わりはありませんね。


こちらの表でドル建て保険と学資保険の違いを簡単におさらいしていきましょう。

項目ドル建て保険学資保険
保険料変動あり一定
為替手数料ありなし
元本割れリスクあり基本なし
積立金利高い低い
年齢加入制限なしあり
教育資金の入手時期解約時契約時に決める

そもそもドル建て終身保険とはどんな保険?【学資保険よりお得?】


学資保険とドル建て終身保険のメリット・デメリットについて紹介しました。


どちらも教育資金を貯めていくにはおすすめできる保険です。 


「でも終身保険で教育資金?」

と疑問に思った方もいるのではないでしょうか? 


そもそもドル建て終身保険がどんな保険なのかについて見ていきましょう。  

ドル建て終身保険とはドルで運用される終身保険

ドル建て終身保険とは支払った保険料をドルで運用していく終身保険です。


日本円での低金利での運用よりも、高金利のドルでの運用で高い返戻率を期待できます。


しかし、為替の影響を大きく受けるため、一概に受け取れる金額が増えるとは限りません。


基本的にドルでの保険料の支払い、保険金や解約返戻金もドルでの受け取りになることがほとんどです。こちらに関してはドルと円の換金を行ってくれる特約に加入することで円でやりとりを行えます。 


 ドル建て終身保険で積み立てた保険金を教育資金に充てる場合は、


  • 満期まで契約を継続する(保険金) 
  • 途中で解約する(解約返戻金) 


2つの方法で教育資金の受け取りが可能です。 

ドル建て保険が学資保険の代わりになるのは保険料払い込み期間を決められるから

ドル建て保険が学資保険の代わりとして成り立つのは、保険料の払い込み期間を自由に決めることができるからです。


教育資金として貯蓄をしていくのであれば、多くの費用がかかる大学や専門学校の入学時期に間に合うようにしたいですよね。


 10年や15年といった短期間であれば、それだけ早く運用できる資金が積み上がることになるので、解約返戻金も増える傾向にあります。 


しかし、短期の払い込み期間を設定すると毎月の保険料の支払額が高くなるので注意が必要です。


「高すぎてちょっと苦しい…」といったことがないよう、無理のない範囲で払い込み期間を設定しましょう。 

ドル建て保険と為替の関係を解説!

ドル建て保険は為替と密接に関わってきます。


例えば、保険料の支払いは基本的にドルで行いますが、その保険料を日本円に換算した場合、常に同じ価格とは限りません。


ドルと円の価値は円安、円高と常に変動しています。 


保険料の支払いと同様に、保険金・解約返戻金の受け取り時にも円安・円高は影響してきます。円高の時に保険金を受け取るのであれば金額は減少してしまうので注意が必要です。


受け取りタイミングを見計らい、円安の時に受け取るようにすることで損失を回避できます。 

学資保険・ドル建て保険それぞれ加入すべき人の特徴を解説!


ドル建て保険の基礎理解ができたでしょうか?

教育資金を貯めるといった面でも魅力的な保険でしたね。


しかし、学資保険・ドル建て保険どちらに加入するべきか悩むところでもあります。


学資保険・ドル建て保険共にどんな人におすすめできるかについてそれぞれ解説していきます。

学資保険への加入がおすすめな人の特徴

学資保険への加入がおすすめな人は以下の通りです。


  • 元本割れは極力避けたい
  • 確実に毎月積み立てていきたい
  • 毎月一定額を支払いたい

単に積み立てていくだけでなく、万が一のことが起きた場合の保障を受けられるのも安心できるポイントですね。

さらに、為替変動によるリスクがないのも学資保険の特徴です。

「増えるのはいいけど、やっぱりリスクを負いたくない」など堅実に貯蓄していきたい方には学資保険がおすすめです。

ドル建て保険への加入がおすすめな人の特徴

ドル建て保険への加入がおすすめな人は以下の通りです。


  • 学資保険よりも多くの保険金・解約返戻金を受け取りたい
  • 子どもが将来海外留学の予定がある
  • 将来のライフプランに応じて積み立てておきたい

子どもの将来のライフプランによっては、教育以外にも資金が必要になることもあります。

例えば、成長して一人暮らしを始めれば家賃や水道光熱費、生活していく上である程度資金は確保しておきたいですよね。

そういった教育資金としてではなく、さまざまな物事に柔軟な対応ができるように積立しておくのも良いでしょう。

また、ドル建て保険は「投資」という側面のある保険です。

リスクはある程度承知の上で資産を運用していきたい場合はドル建て保険がおすすめです。 

ドル建て保険を選ぶときのポイント


ドル建て保険をいざ選ぶとなったらどんなことに注意したらよいのかさっぱりという方も少なくないでしょう。


ドル建て保険を選ぶ場合は以下のポイントに注目です。


  • 予定利率
  • 為替手数料
  • 積立利率の種類

①予定利率は保険会社によって変わる

ドル建て保険での予定利率は保険会社で異なります。 


 どの保険会社も予定利率は約2〜3%程と高い水準をキープしています。


しかし、1%の違いは長期契約になると意外にも差が出てくるものです。 利率も違えば、保障内容や保障される金額なども同じく変わってきます。


どこも同じ利率、保証内容などでは他者との差が生まれることはありません。


保険会社ごとにどんな利率で運用しているのかを確認するのもポイントです。 

②両替する際に為替手数料がかかる

特別な事情でもない限り、保険金・解約返戻金は円で受け取りたいですよね。ドル建て保険は全てドルで運用されるため、円への換金は為替手数料が発生してきます。


この手数料も0.01円〜0.5円と保険会社ごとに大きく異なってきます。


教育資金を貯蓄するとなると長いスパンで考える必要があるため、保険料の支払い回数は増えてくることになるでしょう。


当然、円で支払いを行えばドルへの換金が必要になるので、その都度為替手数料が発生してしまいます。 

③積立利率は固定と変動を選べる

ドル建て保険の積立利率は固定と変動から選べます。


逆に学資保険では固定利率のものがほとんどを占めています。


例え金利が上昇したとしても、あらかじめ設定してある利率で運用し続けるので大きく増減することはありません。


変動は為替変動によって利率が毎月見直されることになるので、将来受け取れる保険金・解約返戻金が増減してきます。 


積立利率はリスクを負いたくない場合は固定を、リスクを負ってもリターンを得たい場合は変動のドル建て保険を選びましょう。 

④保険金や解約金は据え置きにしたほうがいいこともある

ドル建て保険では、保険金・解約返戻金の受け取りを据え置きにしておいた方が良いケースもあります。


為替相場の流れによって円高となれば、保険金・解約返戻金を受け取り時に損してしまうことになるからです。


ドル建て保険ではそのまま外貨での受け取りや、すぐには受け取りをせず据え置いておくことも可能な保険会社もあります。


できれば為替変動で得をする円安の時に増額されて受け取りたいものです。 


 ドル建て保険の検討の一材料として、外貨での受け取りや据え置きが可能か保険会社に確認しておくとよいでしょう。 

教育資金の準備を学資保険ではなくドル建て保険で行った人の体験談


学資保険でなくドル建て保険で教育資金の準備を行った人の体験談を見てみましょう。

30代男性

学資保険よりも返戻率が高い

子どもが生まれたら学資保険にしようと考えていましたが、返戻率が昔と比べて下がっていることを知って以来、教育資金をどうやって準備すれば良いかその方法に困っていました。ドル建て保険が返戻率も高く、お得に運用できることを友人から聞き、検討してみることにしました。数社ほど保険会社を検討した後、ソニー損保のドル建て保険を選び加入しました。ドル建てについての知識がほとんどない自分にでもちゃんと理解できるように担当者が説明してくれたのもあり、安心して加入できました。返戻率は学資保険よりも数%高いので満足しています。

返戻率の高さはやはりドル建て保険に軍配が上がるようですね。学資保険の代わりとして加入する人は多いです。

教育費の積立におすすめのドル建て保険


「保険の種類って多いからよくわからない!」


そんな方にも安心していただけるように、おすすめのドル建て保険を4つご紹介します。それぞれの特徴を見比べながら保険加入の参考にしてみてください。

①メットライフ生命「ドルスマートs」

ドルスマートSはCMでもお馴染みのメットライフ生命のドル建て保険です。

保険料が安く、高い利回りを実現できるため外資建保険の中でも高い人気を集めています。


ドルスマートSの魅力は積立利率。約3%と高い利率を誇っています。


さらに、運用実績が2.5%を下回ったとしても、積立利率は2.5%以上を公式に保証してくれているので、運用実績に左右されることはありません。


①保障内容・保険料・返戻率を解説


保障内容は死亡時・高度障害に見舞われた際に契約してある保険金が支払われるようになっています。

保険金払込免除特約という充実した内容の特約を付けることも可能です。

病気や怪我での入院や手術、「ガン・心疾患・脳卒中」の三大疾患に罹ってしまった場合や要介護状態になった時もその後の保険料が免除されます。

保険料の例を見てみましょう。
30代男性、15年払込満了、月額保険料281.40ドル、保険金10万ドルの場合

年数払込保険料解約返戻金
返戻率
10年33,768ドル31,037ドル
91.9%
20年50,652ドル57,014ドル
112.5%
30年50,652ドル
(すでに払込満了)
71,630ドル
141.4%

30年払込の場合、すでに払込満了していますが約140%の高い利率の解約返戻金を受け取ることができます。

②「ドルスマートS」の口コミ・評判


※クラウドワークスで調査
他のドル建て保険と比較すると返戻率が高い
他のドル建て保険と比べても返戻率は断然高いです。長期間の運用でも構わないタイプなので返戻率の高さを求める人であればおすすめできる保険だと思います。順調に運用できているので解約の必要も今はなさそうです。

②ソニー生命「米国ドル建終身保険」

ソニー生命も耳馴染みのある保険会社のひとつでしょう。


インターネット生命保険では常に上位を直走っており、ドル建て保険のみならず人気の保険商品も多数抱えています。


保険の提供に至っては、ライフプランナーが聞き取りを行い、一人ひとりに合った保険を私たち顧客とともに作り上げていきます。


「米国ドル建終身保険」は積立利率が約1.6%と落ちるものの、0.01円とかなり安い為替手数料が魅力です。


①保障内容・保険料・返戻率を解説


保障内容は死亡時・高度障害に見舞われた際に契約してある保険金が支払われるようになっています。さらに、契約者が身体障害に該当する場合は保険料が免除されます。

一般的な終身保険になるので保険料払込特約が付いていません。

保険の例を見てみましょう。
35歳男性、保険料払込期間60歳まで、月額保険料205.5ドル、保険金10万ドルの場合

年数払込保険料解約返戻金
返戻率
10年24,660ドル21,770ドル
88,2%
20年49,320ドル47,980ドル
97,2%
25年61,650ドル63,140ドル
102,4%

保険料払込期間中でもそれなりに高い返戻率となっています。

②ソニー生命「米国ドル建終身保険」の口コミ・評判 


※クラウドワークスで調査
利回りが良く、学資保険と同等の保障が受けられる
マイナス金利が続くことから学資保険の返戻率は期待できないと断念。ドル建てにしてからは利回りの良さ、学資保険と同等の保障を受けられるので気に入っている。

③プルデンシャル生命「米国ドル建終身保険」

あまり聞き馴染みのない保険会社かもしれません。


それもそのはずでプルデンシャル生命は広告やCMなどを一歳行わずに保険加入者による紹介という形で顧客を獲得していく仕組みをとっています。アメリカでは名の知れた保険会社のひとつです。


「米国ドル建終身保険」は約3.5%と高い積立利率が特徴です。


保険料払込免除特約も付いており保険料の受け取りは一括、年金として受け取るだけでなく、据え置きにも対応しています。


①保障内容・保険料・返戻率を解説


プルデンシャル生命は特殊な形態をとっており、保険商品はオーダーメイドとなります。

ライフプランナーとの綿密な打ち合わせにより、保険を1から組み立ていくため保障内容や保険料、返戻率は一人ひとり異なってきます。

現在はホームページからライフプランナーによるコンサルティングの依頼をすることができますので、「より自分のライフプランに沿った保険内容にしたい」といった人にはおすすめです。

 ②プルデンシャル生命「米国ドル建終身保険」の口コミ・評判 


※クラウドワークスで調査
無理せずに資産運用が行える
自分に合った保障をライフプランナーと話しながら設計していくので、無理のない資産運用ができてうれしい。外貨建て商品についての専門的な知識がある会社というのも安心ポイントのひとつ。

④ジブラルタ生命「米国ドル建終身保険」

ジブラルタ生命は大手の外資系保険会社のひとつです。


経営破綻した共栄生命保険を先ほど紹介したプルデンシャル生命の米国本社が買収した後に誕生しました。


今では認知されたリビングニーズ特約を世界で初めて導入しました。


リビングニーズ特約は余命6ヶ月と宣告された契約者やその家族のために、存命している間に保険金を受け取れる特約です。


全国規模といった大きな組織と提携するなど、団体保険にも強い特徴があります。


ジブラルタ生命の「米ドル建終身保険」は積立利率約2.5%、為替手数料も0.5円と良心的です。


①保障内容・保険料・返戻率を解説


保障内容は死亡時・高度障害に見舞われた際に契約してある保険金が支払われるようになっています。

また、保険金の受け取りは一括だけでなく、年金での受け取りも選択が可能です。

リビングニーズ特約や疾病の障害による保険料払込免除特約などの特約内容も充実しています。

保険料の例を見てみましょう。
30歳男性、保険料払込期間60歳まで、月額保険料165.60ドル、保険金額10万ドルの場合

年数払込保険料解約返戻金
返戻率
20年39,744ドル35,840ドル
90.1%
30年59,616ドル60,340ドル
101.2%
40年59,616ドル71,520ドル
119,9%

保険料払込期間中でも高い返戻率です。


 ②ジブラルタ生命「米国ドル建終身保険」の口コミ・評判 


※クラウドワークスで調査
コツコツと積み立てを続けていくモチベーションになる
貯金が苦手なタイプの自分にとってはコツコツと積み立てを続けられるのはモチベーションになる。現時点での解約は検討していないが、もし解約しても長く保険料を払い込んでいれば120%前後の返戻率になることを知って加入を決めた。

参考:コロナはドル建て保険の運用に影響する?


世界中で猛威を奮っている新型コロナですが、ドル建て保険にも何らかの影響があるのでしょうか?


ここからは為替と運用利率の2点から新型コロナによる影響を見ていきましょう。

為替への影響

新型コロナウイルスの影響は人だけでなく、為替にまで広がることになりました。


アメリカの政策金利は新型コロナ前と比べると大幅に引き下げられ、日本円との金利の差は狭いという状況です。


そのため、安全資産として円が買われ始め、円高の動きを助長することに。


円高が保険金・解約返戻金の受け取りを減少することは解説した通りです。その代わりに毎月支払う保険料は安くなるので負担は軽くなります。

運用利率への影響

アメリカの利下げに伴って、保険料を運用する利率も下がりました。


メットライフ生命「ドルスマートS」のように、運用利率を最低限保障してくれる保険会社であればマイナスを抑えることは可能です。


「利率の低下から理想的な利回りを確保できない」


このように判断した保険会社は、外貨建ての生命保険や終身保険の販売を停止する事態にまで至りました。

参考:変額保険も教育費の準備に向いている?


変額保険は教育費の準備としては向いているのでしょうか?


変動保険は運用した実績に基づいて保険金や解約返戻金が増減するタイプの保険です。


最低保証のある基本保険金と、運用実績に左右される変動保険金を合わせて保険金として受け取ることができます。


それでは変額保険を教育資金の準備に利用する場合のメリット・デメリットについて見ていきましょう。


変額保険を教育資金の準備に利用するメリット・デメリット

変額保険を教育資金の準備に利用するメリットは以下の通りです。


  • 自国や他国の債券など複数に分けて運用することでリスクを分散できる
  • 為替変動リスクを受けない

資産を株式や債券などで運用していくあたりは投資と同じような仕組みです。

運用していくのであれば、資産は1つのところに集中させるのではなく複数に分散させることでリスクを回避することができます。

さらに、運用先を分散することで為替変動のリスクも抑えられるようになります。

次にデメリットは以下の通りです。

  • 元本割れのリスク
  • コストが割高になる

満期時の基本保険金は最低保証がありましたが、変動保険金は運用実績に左右されるため最低保証はありません。実績によっては思っていたよりも保険金が少なめであるケースも。

また、運用費用や資産の管理費用などの諸費用もかさんでくるため、支払わなければならないコストが割高になってしまうことも注意しましょう。

ドル建て保険以外の教育費の準備方法について解説!


ドル建て保険以外にも教育費の準備は可能です。


  • 低解約返戻金型終身保険
  • 投資信託
  • つみたてNISA

①低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険は保険料払込期間中に解約した場合、通常の終身保険の約7割を解約返戻金として支払うタイプの保険です。


払込期間中の解約返戻金が少ない代わりに、保険料払込期間が終了すると解約返戻金は大きく増加します。 


また、保険料も少なめに抑えることができるので貯蓄性が高い終身保険と言えるでしょう。

②投資信託

投資信託は私たち出資者から集めたお金をひとまとまりにして、プロが株式や債券などで運用していくものです。


投資信託での運用収益は出資額に応じて分配されます。 


何十万円と大きな金額でなく比較的少ない資金で購入ができたり、さまざまな株式や債券などを購入してリスク分散できるのがメリットです。

③つみたてNISA

つみたてNISAも投資信託と似たようなものですが、大きな違いは非課税優遇制度がついている点です。投資で得た利益は最長20年間非課税の対象となります。


一般的な投資信託での利益には20.315%と課税の対象です。1万円の利益を得たときに約2,000円も税金で持っていかれてしまうわけですから、低い税率とは言えませんよね。 


投資信託も同じですが元本割れのリスクがあります。つみたてNISAの場合は長期での運用を想定しているのでリスクはある程度抑えることができます。

まとめ:学資保険とドル建て保険両者にメリット・デメリットがある

学資保険とドル建て保険どちらが教育資金の準備に良いのかについて、それぞれの特徴や比較をしてきました。まずはそれぞれの違いから理解することから始めてみましょう。


では、今回の記事のポイントです。


  • 学資保険は堅実な貯蓄と保障を兼ね備えた保険
  • ドル建て保険は高い利率の期待と受け取りタイミングを自由に選択できる保険
  • ドル建て保険は為替変動の影響を受けるため保険料や保険金などの受け取り金額が増減する
  • 学資保険がおすすめなのはリスクなく毎月コツコツ積み立てたい人
  • ドル建て保険がおすすめなのはリスクを許容して大きなリターンを求めたい人
  • ドル建て保険を選ぶときは予定利率、為替手数料や積立利率の種類にも注目する
  • 新型コロナの影響は為替や運用利率など確実に影響が出ている
  • ドル建て保険以外にも教育資金を準備するための方法はたくさんある

学資保険もドル建て保険も同じようにメリット・デメリットが存在します。


そのため「学資保険の方が良い!」「ドル建てにするべきだ!」と言われるがまま選ぶのではなく、自身の価値観や子どもの将来に目を向けてじっくりと考えて選ぶようにしましょう。


マネーキャリアでは、他にも読んで頂きたい記事が多数掲載していますので、ぜひご覧ください。